浮気終結と夫婦修復は別作業
近々、ランチ会ランチ会をします。
今日のコラムにあるような話をサクッとしましょう。
夫という男(オス)の考えを私に問われる妻が多いですが 私は一応、戸籍は女性です。
長く女性としての活動?はしてませんし、職場も大阪梅田に近い場所で、そこは大阪のオバチャンをどんどん製造している街なので、年々、おばちゃんとしては逞しくなってきていますし、だんだんおばちゃんを通り過ぎて、段々オッサン化してしまっています。
でもオッサンという男性の気持ちがすべて分かるかというと、範囲が広すぎて、浮気をする男性の心理という部分には 随分研究をしてきたと言えます。
それでも 浮気夫と言っても やはり色んなタイプがあり、また浮気のケースも色々あり、浮気が発覚した時期や段階により、一言で語る事も、出来ません。
しかし、そういう風に言っていてもきりがありませんので ここは大きく2つのタイプに分けて見たいと思います。
設定は、浮気年数が3年以内くらいにしましょう。
何故、3年かと言いますと 中には10年くらい浮気をされている夫もいて、妻がそれを分かっている場合は、夫に関心が無く、放置しているケースが多いのですが、中には10年間、何も気付かなかった妻もいます。信じていたというのは簡単ですが、これもある意味夫に対して無関心であったと言えます。
こういう風に長きに渡って、夫の浮気に気付かなかった妻は「子育てに大変だった」と言いますが
結婚したら、たいていどこの家庭も子育てはありますので、家族は父や母。大黒柱と家事育児というように「役割分担」でしか構成されてないと考えるタイプが、夫に無関心になりがちです。
でも その逆で、関心があっても、夫のお小遣いの使い方や、家事協力の少なさなどに、常にガミガミいうのが 関心があるとも言えません。
もちろん、夫のタイプによっては 妻がどうあれ、浮気をする人はするのですが やはり浮気がちな夫に、無関心な妻が組み合わさると、気づいた時には、かなり深海にはまっていますし、なんなら、浮気相手との絆が夫婦のそれより、歴史を持ってしまっている事もあります。そうなると浮気を終わらせる云々が、一筋縄ではいかず、困難であるとすると、今回例題でいう浮気をして3年以内くらいだと、
終わらせる事にまだ可能性をがあるケースで話をします。
この3年くらいだと、浮気相手とも夫婦と同じく、やや惰性で付き合っているケースもありますし、
付き合い始めの燃え盛る時ではなく、若干落ち着きが生じている時期なので、不倫が終わるのも、3年目すぎると多くなるというのも頷けます。
だからと言って、夫の浮気が終わるのを 3年待ってみようというのはダメです。
やはり浮気は早期発見早期治療に勝るものはありません。
では この3年以内くらいの浮気を巡って、夫婦の修復について夫の態度を3つのケースに分けます。
それは、妻に浮気がバレてからの夫の言い草について、大きく分けて
1、浮気相手とはすぐに別れるという
2、浮気相手と別れるのに時間をくれという
3、妻とは性格の不一致で離婚をしたいという
だいたい、こういう3パターンを例に話しましょう。
残念ながら この3つのケース、どれも浮気は終わりません。
1のケースは 浮気というものを考えると 妻の存在が夫にとってそれほど大きい意味を持っている人は そもそも浮気はしないのですが すぐに浮気を止めるというのは とりあえずそういう風に告げて妻の詮索を終わらせたいだけなのです。
その場で、浮気相手と別れるというような電話を掛けたりしても、そんな直ぐに浮気相手とも区切りをつける言っても、相手にも打診をしてみないとどういうことになるか、分からないのです。
そうなると 取り合えず、妻には浮気相手と別れると言わないと その場を抜けきれないからです。
以前芸能ニュースであった、熊切あさみさんが電話で愛之助さんから別れを告げられても、それを別れの言葉と認識していなかったというのと同じで、妻も大事でも、夫にとっては3年間の浮気相手も大事なのです。そんな相手を妻にバレたからと言って 電話一本で捨てるような無碍な事を出来る筈はないのです。
でも 妻にとっては、本妻という立場が一番だから 浮気相手の気持ちなんてどうでもいいかもしれませんが、夫にとっては どうでもいいとは思いません。
まして、職場の同僚などが浮気相手だとしたら 翌日からの仕事への影響も考えないといけませんし、何よりも浮気相手が会社に何か言わないか、どうかも心配しなくてはなりません。
そういう色んな背景が夫の頭にはグルグル駆け巡りますが、妻の頭には 「悪いことをしているから
終わらせて当然」というくらいしか考えません。
一見、妻の事を大切にしているように見えますが、実際これまで浮気がバレなかったのは、これまで妻には上手く誤魔化せてきたのです。
ある意味 妻を騙すのは簡単だったのかもしれません。
もっと言えば 離婚さえしないことを約束すれば 妻は押さえ込めると考えているでしょう。
それに対し、浮気相手は、場合によっては夫の立場を脅かすことにもなりますし、何よりも逆上されると何をするかわからないという恐怖心があります。
そういう事で 浮気がバレた時には夫は、妻の事を思っていると考えがちですが、実は夫にとっては
妻よりも浮気相手の事で頭が一杯です。
だからその場を、とにかく沈静化させるという意味で 「浮気相手と終わる」と告げるのですが、夫の心は、そこにはありません。
早い人なら すぐその場で、浮気相手と別れて来ると言って家を飛び出す人はいます。
それは、別れにいくのではなく、妻にバレて、今までのように会いづらくなることを相談に行ったに過ぎないのです。
また、近くにいない浮気相手や相手にも家庭があるようなW不倫なら、翌日連絡をとって、今後の事を相談します。
例えば妻の目の前で携帯のアドレス帳から女性の名前を削除させたりしても 連絡などは何とだってとれますので、携帯を逆折りさせても(古い?)それが別れたことにはならないのです。
細かいディティールの違いがあっても、概ね妻にバレたからと言って 1日やそこらで分かれるはずがないということを知って欲しいのです。
2のタイプについては まずは妻に夫の立場や今後起きうる浮気相手からの反撃などを説明し、急に別れたりしたら何をされるかわからないので、もう少し時間を掛けて別れ作業をするという夫のケースです。
これは確かに1でも説明したことですので この心配を口に出して妻に告げているケースです。
ある意味正直だという意見もありますが 実は最初からこういう事を妻にいう男性は浮気を辞める気持ちはありません。
何とか妻の方を黙らせておいて、上手く浮気を続けたいという夫が 2のような発言をするというのをお忘れなく。
では3のケースです。
これは相当相手にのめり込んでいます。
もう妻よりも浮気相手を取るということです。
しかし それを正直に言う夫は居ません。
もし居たなら、本当の意味でその夫婦は終わっている可能性が高い。
つまり妻の気持ちも 子供の存在も関係なくなっているのですから、質が悪い。
でも 例え妻への気持ちが無くなっていても それを口にしたら 妻からの反撃を受けますから
まずは妻を凹ましておかないと勇ましいままでは慰謝料請求などの金額に跳ね返ってくるので、そこでは妻のこれまでの生活態度等を あげつらうということになります。
その上で夫はもう、妻の性格は変わらないだろうし、自分も我慢を重ねて来て、もう我慢の限界だから妻と今後の人生、一緒に歩む気はないと宣言します。
そうなると 離婚理由は妻の性格や日常の態度の悪さのせいにされてしまいますし、何なら夫が慰謝料もらいたいくらいという立ち位置になってしまいます。
ですので、浮気がバレた時の、ケースで この3が最悪になります。
ここで 理解しないといけないのが この離婚は妻の性格のせいでもなく、夫が我慢の限界に達したからでもないということです。
つまり、「離婚ありき」の為に、どうしたら離婚がスムーズに出来るかの為の 口実をデコレーションしたに過ぎず、後付けの理由なのです。
でも、妻が私のところに相談に来るのは この段階ですから、相談の中心は、「どうしたら夫の心を取り戻せるか?」になります。
何なら、妻が自分の悪かったところを反省し、どのようにアピールしたら夫は気づいてくれるかと言う
「心を取り戻す作戦」に終始します。
でも、こうなったら、それは、よりを戻すとか、心を取り戻すとか、心の問題では無くなっているのを妻は認めたくないのです。
確かに巷では世界では夫婦の修復のハウツー本のようなものが 溢れているのですが それが可能とは限らないのです。
何故なら こういうハウツー本は たいてい書かれてあることは「良き妻運動」の事です。
いつも明るく、おはよう、いってらっしゃい、お帰りの挨拶は欠かさず、料理は手抜きせず、家は綺麗に整理整頓。
でも果たしてこれが本当に夫の心に響くというのでしょうか?
3のケースのように離婚を言い出している夫の場合は、なるべく家には居たがりません。
早く帰宅しないので家で食事も取りたがりません。
何なら食事も取らないからと言って生活費を入れるのを減額してきたりします。
そこまでの段階になっているのに、妻は夫の心を取り戻すと、「心」のやり取りを聞いてきます。
これの反対のケースが 妻と夫と入れ替わる、奥様の浮気のケースです。
この場合は 妻が生活費をいれるという事ではないので、夫と離れて生活をしたがります。
最初は寝室を別にしたりということですが中には 家を出て別居を始めるケースがあります。
こうなると 夫がいくら日頃の生活態度を改めても、妻には届かないのです。
これと同じパターンで夫がすぐさま離婚でなくても、取り合えず別居をしたいと言い出します。
この場合は、2つの事が見えてきます。
それは浮気を継続するのに、妻と生活していたら外泊も出来ないということで、浮気を隠すのにも限界を感じて、尻尾を捕まれない為には、別居しかないということで浮気のカモフラージュをしたいのです。
またもうひとつのパターンには 離婚を成立させる為には 調停などでも夫婦関係が破綻しているということを既成事実にしたい場合です。
とにかく、もう元には戻れないと言うためには別居が一番わかりやすいのです。
それなのに、妻の相談の多くは、今が苦しいから 夫と別居して 生活費だけでも貰いたいというのですが、この別居は離婚へのロードだとすると いつまでも2重生活のお金を夫も出せるはずがないのです。
そうなると 夫も暫くは大人しく、生活費を入れていても、そう遅くない時期に、離婚を言い出します。
お金さえ貰えたら、気は休まると考える妻が多いですが 今の不景気な中、サラリーマンが2つの所帯を維持するのは大変なこと。
そうなると、どちらか一方の生活に区切りをつけるしかなくなるので それが愛人との生活なのか、妻との生活なのか、これは言わずと知れていると思います。
「でも、子煩悩な夫が家族を捨てるはずがない」と、反論されますが 愛人との引合いが強ければ、
子供が可愛いから離婚はないはず、というのは 妻の希望的観測にしか過ぎません。
いくら誠実な夫です、と言っても だったら浮気相手にも誠実だということです。
「私の夫は嘘をつくのが下手で嘘がつけない人です」と真顔で言う人がいますが、だったらどうやって
浮気が出来たのでしょうか?
夫の浮気を認めたくないのは分かるのですが 妻は夫の浮気を疑い、私の所に相談に来られますが
それは、浮気をなかったことに否定してもらいたいという方もいます。
私は現実的で現場主義?ですから、あるものをないこととは出来ません。
だから 夫の浮気は それはそれとして、どうしたら心と足並みを揃えられるかと尋ねられても、
夫は 長い時間を掛けて、嘘をつき、アリバイを作って外泊し、出張だと言って、経費を家庭から持ちだし、妻にバレないように努力しているのです。
もう、離婚へとアクションを起こして、実行に移して、現実の世界で生きているのです。
それなのに、妻は夫の心を取り戻すとかの精神世界に生きています。
これは何故か・・・・・・
納得がいかないのでしょうね・・・・裏切りが・・・・・
だから余計に現実の世界で 対処できずに 精神世界に逃げ込もうとしています。
占いなども同じようにことで 現実の話より、運気が変わるとか、大殺界から抜けきると時期とか
妻の運命はカレンダーの暦に託している話になります。
これは今の悩みを、天や星に願いを託しているのと同じ。
空を見上げて願う事・・・・・これを、お祈りと言います。
現実の世界で生きている夫に対し、暦に任せているという、何とも心もとない話になります。
だから こういう他力本願ではなく、現実的に解決しないと何も物事は変わらないのです。
それなのに 私の所に来られる相談者は どういう訳か、このお祈りタイプが多い。
「どうしたらいいですか?」と聞きながら、相談者は手を胸のところで既に合わせています。
つまりどうしたら?というのは どうお祈りしたら?のスタイルを聞いてきているのであって、解決方法はあくまでもお祈り方法に限定してきているのです。
お祈りするのは弱いタイプにみえて、実は意外と頑固です。
ま、お祈りも、自分の決めた方法に沿って・・・・と 他の意見が受け入れられないという拘りがあるようです。
強さは弱さの裏返しでもあります。
こうして妻の中にも裏と表があるように 夫の顔もひとつではありません。
うちの夫は若い時から 正義感が強く、人を裏切ったり出来ない人です、と言っても人間は年と共に変わります。
妻だって結婚当初から変わったはずです。
人間は事情によって変わるのです。
ここを柔軟に受け止めていかないと、頑固に答えが一つと決めつけていると、前が見えなくなります。
せっかく、相談料を払って、私の所に来られて、「うちの夫は嘘のつけない人」という宣言を私にしても仕方がない。
どうか、自分で決めつけず、自分の殻に閉じこもらないで下さい。
そういう事で この浮気がバレた時の3パターンの夫について書いてきましたが、どれをとっても
浮気をやめるとは書いていません。
3つ共、浮気は終わってないことの表れを書きました。
では、気の早い方は 「ではどんな事が浮気が終わったという表れですか?」という疑問が湧いたと思います。
ここで悲しいお知らせがあります。
妻に浮気がバレたくらいで 浮気は終わりません。
また妻にバレたということで浮気相手を納得させられるはずはありません。
何故なら日頃から 夫は妻からも相手にされてなくって、夫も妻との生活に未練はなく、何なら離婚を進めて行っているところと浮気相手には説明していますし、何なら妻の事を憎んでいるというくらいの表現をしています。
そういう意味で 妻が浮気を知って、おかんむりだから別れようなんて、まさか浮気相手には言えないということになります。
でも、ここで もう一つ、言いたくなる言葉がありませんか?
「私の夫は子煩悩だから、子供が大きくなるまで離婚をするはずがない」・・・と。
そうです、確かに子供がかわいい人は すぐさま離婚を選択しません。
でもそれは 妻に対してそういうのであって 離婚を撤回するということではなく、子供が進級したらとか、受験が終わっら、というように少し目標を先延ばしにするだけで この言葉で離婚の準備を始めます。
これは妻に向かっても離婚の執行猶予になりますが、本当は浮気相手へのいい訳に使えます。
妻にバレたからと言って、夫だって直ぐに離婚するほど、急いでいない場合も 浮気相手には
妻にバレた、と言っても「それがどうした」になります。
何なら 離婚したいと元から言っていたから いい機会じゃないと言われてしまうと、確かに妻が浮気を知ったからと言って浮気相手と別れる理由にはなりません。
そんな時、浮気相手をなだめるには、「妻は憎いが 子供はかわいいから、直ぐに離婚は難しい」と、離婚を直ぐにしないという口実にするのです。
これは浮気相手にもいい顔をして 妻も取り合えず押さえつけるということになりますが、この場合は、
夫は口では 両方にいいことを言っているだけで 本当はどうなるか決めていないのです・
つまり 成り行き任せで このまま行くところまで行こうというのは 優柔不断の典型的タイプ。
だから 夫の言葉を信じ、疑いもせず、浮気を終わらせるアクションも起こさないでいると この先がどうなるか、浮草のように流されて行くのです。
だったら、自分の人生、自分でハンドルと握らないとダメということになります。
妻たるや、子供達の母なのですから 強く生きないとダメ。
優柔不断の夫と一緒に流されてはダメ。
宇宙や星に願いを託してもダメ。
夫は自分のカラダを使って、現実のアクションを起こしているのです。
目には目を、ではないですが、アクションにはアクションです。
実際の行動を止めるには お祈りでは止まらないでしょう。
では 今日はここまで。
はァ~色んな意味で今日は アツイ。