愛情のケチ
少しニュース性としては旬は過ぎた感じがしますが、一段落着いた今だからこそ、野次馬モード抜きでこれまでの動向を読んで行きたいと思います。
まず最初にこの二人が付き合いだしたのは、2年ほど前共演がきっかけだったそうです。
私が週刊誌で知ったのは 愛之助さんがドラマの半沢直樹で人気が出た時でした。
年齢の差と、二人のタイプの違いから決してお似合いとはおもえませんでしたが、熊切さんの方が明らかに結婚願望が強い感じがしました。
男性は自分が女性を口説く時は積極的ですが、結婚については、女性主導で進むと、途端に引く傾向があることは芸能人でなくても一般人のケースで見てきました。
つまり、交際に至る前段階では男性は、狩猟民族?のようですが、獲物が手に入ると、一旦自分の隠れ家に持ち帰り、そこからは地下に潜り忍ぶ恋になります。
愛之助さんともなると、歌舞伎の御贔屓筋もあり、自分の意思だけで結婚はできないでしょうけれど、熊切さんは結婚願望が強かったのか、嘘をつけず芸能レポーターからの質問にも、まんざらでもなくいつも嬉しそうでした。
そしてその受け答えはいつも結婚を思わせるものでした。
男性はこうなると無意識に引いていくのですね。
特に立場のある男性には こうした公になることに対して、もう少し配慮が必要で熊切さんは、梨園というものへの配慮が足りなかったのではと感じます。
良いか悪いかは別として 梨園へ嫁ぐ女性はもう少し奥ゆかしく、夫の影になり、夫を支える覚悟が必要です。
これを結婚前から、何かとオープンにしすぎることは、恐らく歌舞伎界では良妻とはしないようです。
二人の別れがこれが原因に含まれるかどうかは分かりません。
でも 日頃芸能レポーターに熊切さんが冷やかされるのを嬉しそうに応える様を見て、決していい風に作用しないなと私は感じていました。
私は熊切さんを否定しているのではありません。
結婚前の女性であれば 誰もが結婚を夢見るし、どうかしたら 話したくって仕方がないのは一般の女性も同じです。独身女性の恋バナは 食事にいけば それだらけです。
昔から「色に出にけりその恋は・・・」という言葉があります。
本人が口に出して言わなくっても、目にも顔にも恋する女性は分かります。
でも 片や梨園の男性はそれでは困るのだと思います。
だから あまり公になっていくと、腰が引けてくるという事があるようです。
これが不倫にも言えます。
最初は 人目を避け、人知れず付き合いだしますが、そのうち段々女性も自分の存在を認めて欲しくなります。
これは人前に出るという意味ではなくても、いつまでも人目忍んでという日陰の存在に飽き足らなくなります。
どうかすると男性に 私と奥さんとどちらが大事なの?というような 存在価値を求めるような事を言い出すと
その不倫にも影を落とします。
不倫が終わる時って、こういうきっかけのようです。
よく相談を妻から受ける中で「夫の不倫はいつ終わるでしょうか?」というのがあります。
この答えは「分かりません」ということですが、上記のような事が起きたり 浮気相手が自分の立場を忘れ、結婚を迫るようになると、浮気する男性は 途端に計算が違うとなります。
そうなると その不倫も終わりを遂げるのですが、そうじゃない限り、つまり女性がそんなわがままを言わず、不倫の形に文句も言わず、ついて行くなら その不倫は終わりません。
愛之助さんにとって、熊切さんをどういうポジションに置こうとしていたか、または付き合いをしている内は、好きでも、段々「あれ?違うかも」という心変わりが起きたのかもしれません。
そうなると ふたりが同棲していた部屋に愛之助さんが戻る比率が減ってきてたはずです。
男女の別れって、段々会わなくなる・・・・・・
それが信号です。
男女の別れは そんなに線を引いたように、きっちりした境目はありません。
女性の皆さん、これまでお付き合いをした男性との別れを思い出して見てください。
何人かの内、みんながそんなに言葉にしてはっきり別れを切り出したでしょうか?
もちろん 付き合いの度合いもあるでしょうけれど、大人の付き合いであればある程、男性ってはっきり別れは言わないものです。
それか、言葉に出して別れを言われたとしたら 余程男らしい方か、逆に女性が思うほど大人の付き合いではなかったかかもしれません。
大人になればなるほど、ずるくなるものだし、はっきりしたことは言いたくなくなるものです。
決して褒められた事ではありませんが 男性って自分から別れを切り出す事は出来ない生き物で、出来れば女性の方から身を引いてくれたら、と思う弱い生き物です。
これは結婚している夫婦でも同じです。
もし夫が浮気をしていて、夫が離婚を別れを決めるとき妻との離婚を決意しても、それを正直に告げる夫は恐らくいません。
何らかの理由を、強く主張し、または妻を悪ものにでっち上げ?妻から離婚を決意するように仕向ける事もあります。
ある意味ここまで 妻に対して愛情が冷めていても、自分から別れを告げることは苦手です。
結婚していようが、不倫の付きあいであろうが、結婚前の男女であろうが、心変わりをした男性は、そんなに男らしく女性に別れを告げることはしません。
男性は何でも始めるのは得意ですが 後始末は苦手です。
できれば女性が別れを理解し、女性から身を引いてもらいたいと考える物なのです。
それが男性の考える別れです。
決してこれがスマートとは男性本人も思っていませんが 昨日まで付き合っていて、今日から別れましょうと
はっきり告げる勇気を持っていませんし、むしろそんなイサギのいいことは出来ないのです。
よく女性がいうことには 何を考えているか教えてほしい、と言います。
でも 心変わりをしました、だから別れましょう、なんて残酷な事は男性は言えないのです。
しかし、最後まできっちりしたことを言わないのは 余計に残酷なものですが とりあえずそれが優しさなのかどうか私にも分かりませんが 本当の事は言わない事の方が平和だと考えているようです。
愛之助さんが電話で別れ話をして、熊切さんには面と向かって言わなかったとしても 私は驚きません。
別れ話を電話やメールでするか?という批難は理解できますが、でも男女の別れがそんなにきっちり言葉に出して行われることの方が少ないと 私は感じています。
大抵の別れは、女性の方が諦めるという形が多いのです。
推して知るべし・・・・・・女性は男性の態度が冷たくなった事を感じ、身を引く・・・・
これが昔からの出来た二号さんの姿でした。
もちろん、こうしたケースには男性はそれなりに女性が再スタートを切れる金すを用意はしたのですが、逆に
金すを用意されたら、別れなのだと察した訳です。
熊切さんにしても結局のところは私には分かりません。
でも 電話にしろ、メールにしろ、愛之助さんの足繁く通う頻度にしろ、何か物語るものはあったはずです。
これが推して知るべしで、そこが気付かなかったというのは 余程鈍感か、その別れが納得いかなかったです。
もちろん 一方的な別れなんて納得出来るものではありませんが、男性ってそんなものです。
だって、歌舞伎界の男性って、皆んな、若い頃女性を腹まして、子供を産ませて結婚はしてないじゃないですか。
市川染五郎を始め、あの市川海老蔵、そして愛之助さんだって、結婚をしないで子供をもうけています。
よく不倫の結果、結ばれた夫婦がいて、夫が浮気を繰り返すという相談を受けます。
その時に そもそも自分たちが浮気や略奪愛とかで結ばれているのですが 自分たちには そういうことは起きないと思ったと言うのです。
前の事は異常で自分たちにはそういうことは夢々起きないと思ったと言います。
人生は繰り返すと言います。
人は学習するとは言いますが 教訓にならない事もあります。
そういう意味で 男性を見る目を養いましょう。
過去と現在はそんなに切り離して考えられません。
全部続いていますし、続くのです。
でも 電話で別れをいうような、まして別れと聞こえないような曖昧な男性って、もし結婚しても同じような事を繰り返しますよ。(私、誰に言っているんだろう?)
熊切さん、悲しい思いをされましたね。
これからの人生、力強く生きて言ってください。
(あ、そんな男性ばかりじゃないことも 知ってますから 番外編の男性は怒らないでね、だった私のところに寄せられる相談はそういう問題のあるひとたちばかりだから サンプルが偏っている事はお許しを!)