浮気を白状させる為に大切な事
このところ、コラムを書く頻度が落ちています。
すいません、2月末に患った椎間板ヘルニアが芳しくなく、椅子に座るパソコンの前に向かえませんでした。
病は気から・・・と言いますが、体力がないと気力も出てきません。
しかし 以前も書きましたが本当の病は気からというのは中国のことわざで、気とは正しくは⇒「氣」と書きます。
この場合の氣は「血」を意味します。
ですので 本当の病は氣からというのは血の巡りが悪くなれば色んな万病を招くという意味です。
これは今の日本でも血液の流れがドロドロになると、血栓になったり心筋梗塞になったりと、確かに血液の循環は健康の基本ですから、この言葉の説く意味は分かります。
しかし一般的に病は気からという解釈とはストレスを溜めたり、ネガティブな生活はいけないよ、という意味で捉えられる事も多く、これほど有名な言葉でも間違った解釈をされていると思います。
確かに毎日、明るく前向きであれば病気にもならないというメンタルなアドバイスは一理ありますが、前向きで大勢の人から愛される人が大病に侵される事も見てきていますので、病気を招くシステムは簡単には語れませんね。
で、とは言え何とか腰の痛みも軽減したら気力が蘇ってきました。
本日はやっと~復活!!
ご無沙汰していたお詫びに今日は浮気問題の真髄に一言、物申す。
・・・・・そんなやる気満々にコラムを書きますね。
日頃、この仕事をしていて、間違った情報に、惑わされている人が多く見てきました。
特に ことわざのように、言われてる一般論に、私は「違うな」と感じる事が多々あります。
しかし その一般論はネットや書籍、そして人の口などでも囁かれ、通説のように世の中で広がっています。
例えば・・・・・・
①一旦破綻した夫婦はもう、元に戻れない
②浮気夫は繰り返す
こういう事が相談者を一番不安にさせるようです。
特に①に関しては、悩みを持つ妻にとれば、今現在浮気をしている夫をつなぎ止めても、またこの先同じことが起きるなら、絶望的ではないかという心配です。
これらの事を、ミクシーやコミュニティーブログなどで、実体験として語り部になると、信ぴょう性を帯びて絶望的になります。
でもね、ここで考えて下さい。
その語り部は、あなたとは別人物なのです。そしてその語り部の夫もあなたの夫とは別人物です。
もっと言えば、その家庭の結婚年数やセックスの有る無し、夫の仕事によって、生活レベルも違い、元ヤンキー的な夫婦ならば、夫婦喧嘩もかなりヒートアップし、普段からトゲトゲした環境です。
要は、その家庭家庭には、問題の組み合せにより、解決の可能性もまったく違うのです。
それなのに、その家庭や語り部の「これまで」は、何も知らずに結果だけを言われても、それはあなたの「これまで」とは違うということを知らないといけないのです。
とは言え、色々な事を、見聞きすると絶望的になるのも分からないではありません。
私も相談者に対して、「大丈夫ですよ、ご主人の気持ちはきっと戻ってきますよ」とは断言できません。
何故なら、色んなケースがあるからです。
だから 語り部から色んな事を聴いたり、ネットで書かれてあることを鵜呑みにしてはいけません。
色んなケースがあるというくらいに、単なる参考程度で、留止めておいてください。
しかし 私はそういう意味ではプロですから、では夫と離婚になったケースと、修復した夫婦の違いくらいは知っておかないといけませんので、この違いを検証しました。
それは 夫の浮気を知って、正しい対処をしたか、どうかです。
この対処というのも、一概には言えないという前置きをした上でも、ある種の対処をしたかどうかによるのです。
その対処とは、適切なアクションを起こしたか、どうかによります。
つまり、夫の浮気を知っても「様子を見る」と放置した方とこれまでの夫婦の形を見直したという方がいます。
この二つのケースを考えても結果に違いがあることは明白です。
育児が大変だったので見て見ぬ振りをしていました、という妻と、夫の浮気に走った理由は何だったのだろうかと考えた妻との違いは少なくとも、夫の心に添ってみようとした事の結果が同じであるはずがありません。
世の中には色んなカウンセリングの手法があります。
特に心理カウンセリングなどは 夫の気持ちよりも 相談者の気持ちに寄り添います。
そして問題解決の為に、問題そのものよりも、相談者の心の持ちようとか、夫に対する接し方を指南します。
それは、メンタルカウンセリングの特徴なのかもしれませんが、夫のココロよりも、妻の不安の解消を中心に考えるからですが、それは単に、価値観の違いや、夫婦の会話の仕方などに問題がある場合に適する方法かもしれませんが、こと浮気問題に関しては、夫への接し方や、居住まいを正したところで 浮気解決にはなりません。
特に、浮気問題を夫婦の話し合いに戻すカウンセラーがいるとしたら、うまくいかないのは当たり前。
何故なら浮気は、隠したいものですから 話し合いをしたところで嘘をつかれるだけですし、逆に妻にどれくらい浮気がバレているかのバロメーターにされるだけですから、それ以降は、もっとバレないように巧妙になるだけです。
しかも、話し合いと綺麗に言っても実際は、問い詰めたり、何なら浮気相手の女性に妻が電話をかけたりすると、相手からも「ヒステリックな妻」という風に印象漬けられ、次は浮気夫とその浮気女性とが 一枚岩になり、二人して共同で、浮気を隠すようになります。
そうなると、今度は浮気の実態が隠されてしまいますので、最近、夫は真面目に家に帰ってきますし、休みの日も家にいます、という妻の「浮気消滅」という勘違いが起こるのです。
つまり話し合いは証拠隠滅をさせてしまう事につながります。
だから、心理カウンセリングは、もっと別の対人関係などには役に立ちますが、こと浮気問題に関してはパーフェクトではありません。
しかし相談者は気持ちの落ち込みを何とかしたいと門を叩くために、気持ちの持ちようとか、夫への接し方ということがカウンセリングの中心になります。
と、いうことで 病院でも専門の「科」があるのと同じで、得意分野があります。
同じカウンセリングでも、絶対に夫婦の向き合う姿勢で解決できると確信をしているなら、いいのですが、浮気問題の悩みを軽減したいと思って「科」をメンタルカウンセリングに求めるのはちょっと違うのではないかと思うのです。
さ、では、ネット上の語り部は 夫の浮気に対してどのような過程を取ったのでしょうか?
もしかしたら、夫の浮気を知った途端に、夫の携帯電話から女性に電話をかけたり、何なら直談判に怒鳴り込みに行ったりしたケースはよくあります。
浮気の事実を探偵を雇って知るたびに、ご主人にその都度、突きつけて、攻めるしか手法を持たなかった妻。
または夫の浮気を見て見ぬふりをして、浮気の事実に蓋をしてしまった人。
また、夫に浮気の事実を否定してもらいたくて問い、夫もその気持ちを察して案の定、否定し、そういう出来レースを二人で仮面夫婦するということが起きてきます。
こんな過程を辿りながら、出た結果が あなたのそれとは同じであるはずがない。
だから ネットで書かれてある、結果だけを聞いて、自分の家庭と同じと感じる必要はないと思います。
そうなると、やはり個人差がいっぱいあるということに尽きます。
だから、あなたの夫婦の問題はネットの情報とは別。語り部とも別。
もしかしたら、その夫婦は元から、離婚の要素が多くあった家庭かもしれないのです。
しかしケースバイケースというと、アバウトに聞こえますが、これだけは言える事があります。
夫のタイプにも応じて浮気の種類が違います。
その事を、先読みして正しい対処を出来た妻と、ただただ事なかれ主義で夫の言うことを盲信した人とが同じ結果であるはずがない。
もっと言えば、現実を見据えて、苦しくても正しく対処した妻と、メンタルに救いを求めた人も一緒の結果であるはずがない。
努力をしたからいいというものではなく、正しい努力をした人と差が出るのではないでしょうか?
病気に例えると、その人に合った処方箋が必要です。
ご主人の体質も知る必要があります。
若い頃より、エッチなタイプだったのに、結婚した途端に、ご主人が淡白になったことを、仕事に疲れているからというのを、何年間も放置していた夫婦がいたならそれも一度考えて見たほうがいいのでは?
もし何かで夫側のセックスレスEDだというのであれば、男性には深刻な問題です。
その問題を放っておいて平気だというなら、それも変ですよね。
まして、男性の更年期や欝ならば、その夫が放置しようと言うなら、そこは妻としても動かないとね。
だから医者にも掛からず、何年も夫婦のスキンシップがない事を、平気だという夫婦なら、それこそ、もう何か終わっている可能性があります。
ここを放置していたら、本当に離婚になっても仕方がありません。
このように 問題に気づき、素早く正しい対処をした人と、そうでない人は、絶対に違いがあります。
だから ネットの情報は 参考までに、という程度にしておいて欲しいと切に願います。
個別のケースには、それぞれの道があると思います。
特に夫婦の問題は微妙な事も多いのでそうなればやっぱり個別にお話を聞かせてもらうのがベストです。
では今日はここまで。