夫の事を知っていますか?
では今日は、先日の夫婦なのに何故、塩対応になってしまうか、その理由について考えて行きましょう。
それは「釣った魚に餌はやらない思考」です。
こんな風に書いたら、世の妻たちは「そうそう、確かにウチの夫は釣った魚に餌をくれなかったわ」と
言われるかもしれませんが、実はその妻も、結婚したとたん変わってしまう人が多いです。
でもこれは男性にばかり言えることではありません。
女性だって、交際中はあれほど、健気だったのに、結婚した途端急変する人が多いのです。
男性のことはよく世間では言われるのですが、実は女性の変貌ぶりは
あまり声高にいわれていませんが、これを嘆く世の夫は少なく無いでしょう。
特に家事と育児共働きの場合は、結婚生活がスタートした途端に妻はルール作りにやっきになります。
家事を分担し、どちらか一方が、負担を多くならないように、なるべく公平に、ルール作りをします。
そして、少しでもそのレールに乗れない夫がいたとしたら、途端に妻からの採点は厳しくなるのです。
家事が助け合いになっている内はいいのですが、段々、それは家庭という器を保つための足かせの様になります。
時が経つ内に、そんなにルール通りにいかなくなります。
そうなると、そのルール違反に罰則を課せたくなります。特に子供ができたりすると家事負担を多く受け持つ妻の方が、夫に対し、不満を募らせるというのが定番です。
もちろん、例外もありますよ。男性でも最近は自分でお弁当を詰めて行く人だっているくらいですから
夫だって夕飯つくりは任せてという方だっています。
でも、往々にして家事に関しては、嫌がおうでも先に帰宅する妻の負担が増えるのは仕方がないことです。
これは、そもそも結婚を「形」で考えるから、ルールで形作ろうとします。
結婚という形を維持していくには、ルールを作り、それを守って行くことが結婚だと勘違いしていることに原因があります。
もっと、言えば、結婚を饅頭のがわだけのようになってしまっていて、外側の形を整える事が結婚だと考えているため、その中身のことよりも、二人の役割分担ばかりに気を取られます。
先日の2月15日のコラムにも書いた私の失敗談ですが、まず夫が役割をきちんと果たしているかどうかという審査員になったつもりで、いつもダメ出しをしていた感じがします。
そして、その審査の結果、とても意地悪な気持ちになっていたように思います。
ちょっと、私の家庭の場合は、それくらいになっても仕方がないことはあったのですが(結婚生活の3分の1くらいしか夫はサラリーマンではなかった為、生活費が順当に入らなかったと言うこともあります)今なら、それはある時期から諦めていたのに、いつまでも意地悪な目で見てたかもしれません。
当然と言えば当然ですが、今なら、そういう元夫を、大黒柱と見なければいいんだと思いますし、私が生活を担っていたので、それは元夫にとっても、プレッシャーに見えても当然だったかもしれません。
今の私なら、もう少し違った見方を出来たとは思いますが、やはりこれは年齢のせいかな?
ま、話を元に戻しますが、何が言いたいかと言うと、こういう風に、相手を意地悪な目で見ると
態度も意地悪です
ココロの中では夫や妻の事を思っていても、相手に罰則を与えたい気持ちになると、セックスレスなども起きて来ます。
妻ならば「私がこんなに頑張って家事をして・・・・へとへとになってるのに、夜になったらこの人はごそごそ近寄ってくるって、考えられないプンプン」と、迫って来る夫を肘鉄砲をしたくなることもあります。
また、例えば、嫁姑の問題があり、その問題を解決もしてくれない夫に対して、いくらスキンシップしようと近づいてこられると、「何よ、このマザコン」となり、およそ仲良くしようなんて気持ちは湧きません。
でも最初はそういうたわいもない事がはじまりでも、結果的に意地悪でお返しをしたくなると、夫婦の溝はどんどん深くなります。
そして、いよいよ夫側も諦めて、他所の女性に目を移したとたん、妻側は夫の事を愛しているのに・・・と嘆きます。
でも、夫にすれば、本当に愛されていたという実感を感じなくなっていたというのが浮気の理由です。
多少、自分の正当化も夫にはあるかもしれませんが、夫婦の気持ちが離れて行く原因の一つに
妻の塩対応というのもあります。
とにかく、結婚した途端、妻が変わってしまったという方が多いのですが、変わったというより、結婚を妻は取り違えているのだと思います。
結婚をすれば、なんでも本心で、腹が立つことも素直に表せばいいと思っているようですが、その反面、夫への愛情の部分は素直に表しにくくなっているようです。
二人が知り合って、交際し、結婚を誓い、生活を共にしたときは、まだ可愛げもあったかもしれませんが、夫にすれば、何か急に妻がたくましく感じるのです。
多忙なことはわかりますが、何かイライラして、家事を手伝っても不機嫌そう。
確かに生活を共にすると、女性は無意識で厚かましくなるものです。
そういう私も、元夫と交際中は、針金で作った指輪でも、涙を流して喜んだものです。(若い結婚だったので・・)
でも結婚し、生活が掛かってきたら、私の好みじゃないカーディガンを買ってきたときは素直に喜べなかった・・・・恐らく、元夫は一人で入るのも恥ずかしい女性物のブティックで、やっとこさ選んだカーディガンでした。気に入らないわけではなかったけれど、高いお金を使ったと言うことにばかり注目してしまって・・・・・やはり私もなんとなく、感謝の気持ちを忘れていたのだと思います。
そういう意味で、女性は結婚したとたん変わるという男性の言い分も解らないわけではありません。
女性は結婚を「生活の場」と考えているのです。
あれ程、夢見た結婚生活も、時間がたつと、「生活」になるのです。
そうなると、生活はレベルを上げるということが 生活の目標になってしまいます。
結婚と言うのは女性にはゴールであって、目的ではありません。
このゴールを手に入れると、生活を向上させたくなるのです。
結婚生活を向上させるとは言わないように、生活という形が、今度は目標になります。
目標を達成させるには、達成への道筋を作らないといけないのです。
これが、「ルール」であり、ルールを守れない人には罰則というのを課せたくなるのです。
これが一般的に、家事分担や育児協力に不満を持つ人たちの、「癖」のような物です。
つまり、何か結婚が形骸化しているというか、中身がからっぽです。
私の知り合いの家は、台所が大理石で、できていて、いつもピカピカです。
台所が汚れるのが嫌で、料理をせず、いつも店屋物です。
片や、子供の頃の近所のおばちゃんの家は、玄関には新聞紙の束。一年中こたつが出してあり、雑然としてますが、誰や彼やと手作りの料理を持って集まります。
いつも、家をきれいに保つ事が それほど大事なことか、とその家を見て思います。
ここまで極端なことは、横に置いておいて、一生懸命家事分担をし、相手に不満を募らせ、イガイガした関係になっているのは、意味がありません。
せっかく綺麗に掃除をしても、夫の部下も、遊びにきたこともないのでは、何の為の掃除か・・・
掃除がダメだとは言っていませんが、神経すり減らして、家を整えても、夫婦の関係が冷たくなっては本末転倒。
そういうことで、夫婦の関係が悪化していくときのきっかけは、妻の不機嫌と言うことも言えると言うことを知ってください。
交際中はあれほど可愛かったのに、結婚したら何か、夫に指図をしたりと、立場が逆転知ませんでしたか?
結婚とはそんなものだと言いたいかもしれませんが 男性というのは、ある意味スローリーです。
昨日までは可愛い彼女だった人が、急に司令官みたいに、仕切り出す事について行けていません。
それどころか、何となく説教までし出すと、頭の上がらない、おっかない存在になります。
今、セックスレスで悩んでいる妻は少し、思い起こしてほしいのです。
学校の校門で、待ち構えていた生徒指導の先生に、フレンドリーになれますか?
家に帰ったら、不機嫌でプリプリしている妻がいたとしたら、おっかない妻には近寄りたくないと考えます。
それで、セックスレスだと悩んでも、ねえ~。
と、言うことで今日の締めくくりの言葉として ざっくりではありますが、「陽気に暮らしましょう」です。
不機嫌でプリプリしている妻とは結婚した意味を感じないでしょう。
でも、実際に色んな問題が家庭内、夫婦間には満載なのに、ご機嫌よくなんてできないですよね。
次回は、このご機嫌な生活のお話を書きます。
では、今日はここまで。