夫の本音を知るには

村越真里子

村越真里子

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

今日、元野球選手の清原和博さんが離婚しましたね。
色々な理由が囁かれていますが やはり夫婦の中の話は夫婦にしか分からない部分があります。
私も自分の離婚理由を、相談者様の参考になればとコラムに書いたり、カウンセリングで話したりしていますが、実は人に言える話なんて現実の10分の1もありません。
実は言いたくても言えない事ではなく、人には言いたくもないことだらけです。
そしてある意味 言葉で表現できる事以外の部分に本当のことが含まれていると思います。
さ、そこで今日は相談者にお伝えした言葉をコラムをお読みの方にもお伝えしたいと思います
それは 「夫には妻が一番のカウンセラー」ということです。
実は これまで見てきていた夫像が 妻が思う夫像と違ったと言うことがあります。
この場合、やはり妻の理想像で夫を見ている場合がありますが、若い頃の結婚前に見ていた人とは
「人が変わったようだ」という場合があります。
これはは、とてもナチュラルな時代に知り合って、特にその人のカラーもなく、ただ単なる若い学生や、若いサラリーマンであっても、人間長い時間仕事をしているとそのカラーの人間になっていくものです。役所に勤めている人は、公的な枠の中で物を考えますし、百貨店の婦人服に勤めている男性は女性と話を合わせるのが上手です。
もっと言えば女性ばかりを束ねる生命保険などの上司である男性は女性の扱い方はプロです。
そうして同じ保険業でも、車の保険と生命保険とでは、180度違うのですが 私が相談者にご主人の職業は?とお聞きすると会社員と言われるのです。
人間1日、8時間以上、その仕事をしていたら顔から何もすべてその職業を表すような仕上がりになります。給料を貰っていれば会社員ですが 葬儀屋だって、鉄工所だって、おもちゃ屋だって、スポーツジムのイントラクターだって会社員には違いがないので、ご主人を単なるサラリーマンとして考えるのではなく、その職業から来る特徴や悲哀を感じ取ってこそ、妻の役目かもしれません。
そういうことで 夫が変わってしまったと嘆くより「変わるもの」と思う方が正解です。
逆に何歳になっても変わらないなんて、逆に無理があります。
若い頃は彼女の前では おすましをしていても 実はとてもエッチな男性かもしれません。
でも結婚して、実はすごくエッチで、浮気も後を立たないからといっても、それは結婚して気取る必要がなくなり、覆っていた気取りという皮がむけただけで 意外と出てきた中身が本物かもしれません。
私も離婚をしてから、思い起こすと「あ、元夫はそういうことを考えていたのだ」と気づく事があります。未だに、新しい発見があるのです。
特に家に帰ってこなかった2年間は 私は単なる浮気と思っていましたが、今にして思うと、浮気だけじゃなかったように思います。
詳細は控えますが 家に帰ってこれない後ろめたい秘密を抱えていたとしたら、私のような理詰めの
人間は元夫にすれば、角が生えた鬼だったのでしょう。
そりゃ鬼の棲家には帰りたくなくなるのは無理ないかも・・・・・
今は 私もそんな元夫の心の弱さに気づいてやれますが やはり当時は私も自分の希望を押し付けるばかりで、男性は強いものという先入観でいましたので、元夫の悩みなどに気づくはずもありませんでしたし、私への風当たりの強さから 当時は元夫が弱い人間だなどと、思いもしませんし、思いたくもなかったのでしょう。
そんな中、私は頑張っているという自負がありましたので、元夫も私に本当の姿、つまり弱い自分を見せられなかったのでしょうね。
つまり私は元夫から冷たくされることに悩んでいながら 本当は元夫も私と同じ悩みを持つ人間だというステージに下りてくるのを許してなかったと思うのです。
これじゃ、元夫も家に帰る足が遠のくのは無理ないと思います。
よく相談者が言われる言葉に 夫の本音が知りたいと言われます。
でも、今にすれば その本音を許さない妻が居て、夫はかくあるべき、というレッテルを貼りすぎじゃないのかな?と思うのです。
夫は人が変わったようだ・・・と言う前に その今の夫がもしかしたら 本来の人かもしれません。
夫たるや、かくあるべき、というのは妻の単なる理想像を言って居て、夫側も それに逆らえないから 
理想の夫を演じているだけで 仕事から帰って来て男性は家事なんて手伝いたくないはずです。
こんなことを言えば「じゃ、共働きの妻だけがしんどい思いをすればいいのですか?」と、目くじらを立てられそうですが そうではないのです。
妻だって帰って来て家事なんてしたくないのです。
でもやらないと仕方がないから やるし、言わないだけなのです。
しかし、夫がこういうことを顔に出すと、「私だけに家事を押し付けて無責任だ」と言われるから、夫は益々無口になるのです。
妻も、自分の胸に手を当てて考えてください。
誰が仕事もして、家事を完璧とまでは言わなくても したいですか?
私も料理は好きですが 自分の食べたくなったり作りたくなった時だけします。
これが義務になればしたくないですよ。
だから夫が手伝ってくれないと、プリプリ文句を言っている妻こそ、何を隠そう、本当は家事が苦手な人です。
本当に家事が難無くこなせる妻は 自分がやったほうが早いと思うはずです。
なれない手つきで夫が洗い物をしてくれても、やり直したくなるはずです。
それでも、夫に対し、家事を分担してもらいたいと願うのは「夫婦」や「夫や妻」という役割を演じているだけです。
もちろん 妻が洗い物をしている時に子供と遊んでくれるだけでいい、というならご主人だって協力するでしょう。
助けて欲しいという助け合いなら ご主人だって人肌脱いでくれるはずです。
それなのに、いつしか分担とう平等を押し付けていませんか?男女の性差なく 男性だって家事をこなせる人はいますが これを役割分担という観点でお願いするとカチンと来るでしょう。
同じように仕事をし、同じように子育てをするには 協力し合うのが当たりませんですが、これを役割とか義務とかと言うと、男性は内心面白くないようですね。
そんな時面白くなさそうな顔をしよう物なら、妻は「私だって文句を言わずに頑張っているのに」という文句を言っています。
本音が知りたいと言いながら 相手の本音を許さない雰囲気を妻が作っていませんか?
夫の本音を知りたいというなら 本音なんてずるくて、無責任な事だと知らないといけません。
そうでないと、うっかり本音なんて妻に出しちゃうと、そこは負の考え方のクモの巣にかかります。
家事を手伝ってくれない夫

私が疲れているのに協力してくれないのだわ

私のこととか家庭とか何とも考えてないのだわ
・・・・・と負のスパイラルが続きます。
ちょっと家事を命じられて面白くない顔をしただけで
これだけの反論がきたら 夫だっておっかなくって 何も言えなくなります。
これで夫の本音が知りたいといったところで、それはないでしょうということです。
そういうことで夫が何を考えているか知りたいというなら、夫のカウンセラーになる気持ちで
夫のわがままを知りましょう。
許せとは言いませんが 人間は自分だってわがままなはずです。
あれをして、これをしてくれないと嘆くより、「本当は面倒くさいよね」と
言ったほうがいい場合だってあります。
たまには「洗い物も明日でいいか」という横着さがあってもいいかもしれません。
ホコリじゃ死なないか、家を綺麗にしても、夫婦仲が悪くなったんじゃ本末転倒です。
夫の本音が知りたいなら 夫が本音を言っても許される家でないといけません。
これで 夫とはセックスレスだなんだと言っても、そりゃそうでしょと言うことになります。
つい本音をポロリしたら 叱られそうな妻なら 学校の生徒指導の先生みたい。
これでは とてもじゃないけどセクシーな関係なんてなれません。
明日は お彼岸。
溜まった掃除もしたいかもしれませんが たまにはパーっと外に出て
ちょっと遠く川原でお弁当広げて・・・・・そんな一日に明日はなるといいですね。
では今日はここまで。

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村越真里子
専門家

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Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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