後ろめたさ
また、ちょっとワイドショーネタになりますがタレントのつちやかおり(49)が1日、夫で元シブがき隊の布川敏和(48)との別居と不倫を報じられたことを受け会見し「別居報道は事実です」と事実関係を認めたそうです。
これまでも色んなタレントさんなどの浮気問題などで会見をされる場面をテレビでみてましたが、まず最初に妻の方が会見し、後に夫が会見するとパターンは初めてです。
と、いうか妻が別居や浮気を認め、夫が修復を願うって、このパターンこそ初めてかも。
これまで、他のタレントさんのケースで思い出すのは、夫側の浮気場面や一夜を共にしたという現場を週刊誌に撮られて、芸能レポーターにマイクを向けられると場面は 誰もが目にされた事があると思います。
たいていは、お酒を沢山飲んで介抱してもらっただけとか、部屋で一晩中ビデオを見ていただけという事を 額に汗を浮かべて釈明会見というのが殆どでした。
それに比べ 今回のつちやかおりさんは カッコ良かったですね。
私は離婚を推奨する考えはありませんが 別居も認め相手男性との付き合いも認めるというのは
いさぎいいですね。
不倫が事実かどうか、そんな事よりも 女性はいざ腹が座ると 怖いですね。
夫婦としてどうのこうのと言うより、もう前を向いていると言う感じです。
家庭の中で浮気問題が浮上した場合、夫側が浮気をしていると それを打ち消す事で必死です。
または もう女性とは終わったとか、別れたという理由で 妻には今後疑う事すら許しません。
その理由は 2つ。
実際に終わったか、または終わったように見せかけたいか、どちらかです。
最初、夫の浮気を感じた時に 妻の気持ちの中で、「まさかそんな事はあるはずがない」と否定の気持ちが生まれます。
しかし その不安が現実の物となり それを夫に確認するという作業に入ります。
そこで 浮気の事を知られたくない夫と、浮気をしていてほしくないという妻の願いがここで合致して、
2人して浮気は無かった事にするか、終わった事にするという共同作業に入ります。
これがいつも 私が言う「話し合い」なのです。
浮気をしていてほしくないという妻の切なる願いは夫に伝わります。
それをしていないと言ってあげるのが夫の優しさと言わんがばかりに 妻の願いどおり夫は浮気を否定し、否定された妻はそこで安心するという夫婦共同体と形に落ち着きます。
正直 心の不安を私に相談すると言う妻がおられます。
日常の生活の中で 何とも言えない不安感があると言う悩みです。
誰にも相談できず、ご主人に相談しても にべもなく「つまらん事を言うな」と寄り添ってくれません。
そこで その不安の正体を知りたくて 私の所に相談に来られるのですが 一つ一つ話をお聞きしていると、自分の気持ちの中に芽生えた不安を自分で否定する内に 実際に生活の中で起きている現実に蓋をしている為に 蓋をしきれなかったあふれ出た現実に訳が分からなくなってしまうのです。
人間の持つ 五感は生理的で優秀です。
そこに、もう一つ加わるのは 第六勘ですが、感覚的な物なので説明のつきにくいのです。
不安感という直感
でも 意外とそういう感覚というのは 正解で何かしら空気で感じているのです。
しかしこの空気感というのは いずれくっきりと姿を現し、その説明がつくようになるのですが
この不穏な空気感と言う段階で 答えを求めると人間はそこに「希望的観測」をしたくなります。
つまり夫の浮気というワードが頭をよぎっても、つまはすぐにそれを自分自身で 「無い」という方向へ気持ちを向けます。
つまり、これが現実逃避。
しkし現実は現実で 嫌がおうでも そこに鎮座する訳ですから 無いとする心と 蓋をしきれなかった現実が 蓋からあふれ出ます。
ここで 現実と心の乖離という事が起きます。
これが言われのない不安という事の正体です。
不安という物は 必ず原因があります。
しかし その原因をいち早く否定すると それ以外の答え探しをしなければなりません。
でも本当の答えを 自分では 余所においてしまっている為 いつまで経っても本当の答えは見つかる訳はないのです。
分かりやすく言うと ジクソーパズルの 一つのピースを、どこかにおいて、そこにはまる形のピースを探しているような物です。
似たようなワンピースはあっても ぴったりはまるはずがないのです。
私の所に相談に来られる妻に多いのが この相談です。
本当は夫の浮気による夫婦の溝なのに、妻にすれば 「私の悪い所を指摘してほしい」と言う為に
夫は 妻の生活態度や性格の事に 夫婦の溝の原因と責めたりします。
こうして 夫婦がお互いに問題のすり替えをします。
これでは 物事は解決しません。
本来の問題に目を向けず、それ以外に問題をすり替えるという点において、「無かった事にする」と言う共同作業は、皮肉にもとても息の合った仲良し夫婦の作業なのです。
答えを求めていながら 実際の答えは 第六勘で、薄々答えは勘付いているのですが だからこそ
その答えは妻が求めない答え、つまりあってはならない答えなのです。
だから何とかして 他の答え探しをしているという事ですが いくらあがいても答えは一つです。
残酷に聞こえるかもしれませんが 現実に目を背けていると自分に返ってきます。
今ある現実をしっかり受け止め、足を踏ん張りましょう。
そうすると 不安でグラグラなんて事になりませんから。
今日はここまで。