覚悟と認識と諦め
今日の「笑っていいとも」、何か妙な緊張感があり、タレントさんの涙腺が一触即発な感じがして
油断したらこちらも泣いてしまいそうになるのを 必死で堪えました。
単なるテレビ番組、たかが笑っていいとも、されど笑っていいとも。
番組の中身がどうのこうのではなく、皆がタモリさんという人物を慕い、集まっていたという感じがします。
私も実はタモリさんの言葉使いが大好きでした。
端々ににじみ出る教養と 懐の深さ。タレントと呼ぶにはとても大きな人だったと思います。
あ、いかん、いかん。別に亡くなった訳じゃないし 他の番組でまた見られるのに、何故かもう、おセンチになってしまって・・・・
でも驚きだったのが YAHOOの検索窓の所に タモリさんが顔を覗かしているんです。
クリスマスには サンタさんやトナカイが現れた事は在りましたが、一タレントさんの顔がヘッドの所に書いてあるなんて 初めて来た気がします。
それほど、偉大であり、人には好かれた人だったんだな、しかも謙虚。
あまり浮気もしなさそうだし・・・・・
男性だから まったくないという事はないかもしれないけれど 浮気なんてものより、もっと素敵な事を知ってるんだろうな。
そして 自分の足元がしっかり解っているから 変な事で踏み外さないのだろうな。
私の知人で、ある事業家が居ます。
その方は若い時から 色んな事をされて 事業を潰したり、はたまた成功させたり・・・・・
バブルの時代は、さぞ美味しい物も食べ、贅沢な遊びもされたと思います。
その男性が言った言葉で「事業をする者はギャンブルはしてはいけない、何故なら事業家は一生を掛けて、ギャンブルをしているようなものだから」
それと、「事業ほどの面白いものはない。浮気なんてものには、何も建設的な事はないし、女性を一人落とせた所で そんなちっさいことで嬉しいか?」って言ってました。
だったらサラリーマンなら、どうなんだという事ですが、何もスリルがあるのは 事業家ばかりではありません。
何等か、趣味が高じるほどの生きがいをお持ちの人は つまらん家庭不和で家族を捨ているような事はしません。
女性へは多少の興味は男性なら誰しもあるとは思いますが そこがバランス感覚です。
妻や子を泣かしてまでする男の遊びって楽しい?って聞きたいですね。
また別の私の知り合いで とても上手く女性と遊ぶ人がいます。
若干オイタはするのですが、絶対に妻にはばれません。
また浮気相手の女性とも 短期間ですっと終わるのです。
これも ばれなければいいとは言えませんが 何でも引き際を知っていて 終わり方もスマートです。
そうです、本当の遊び上手は終わり上手とも言えるのです。
それに引き替え 現代の男性は 女性と上手く遊ぶという事が出来ないのです。
これまた私の知り合いで「俺は女性とは3回しか会わない」
3回以上逢うと情が移るからですって・・・・・(~_~;)
そして家には絶対に上がらないそうです。
これは彼なりのルールなのでしょうけれど 浮気が当たり前の日常的になることはダメだそうです。
つまり、非日常が良いのですって。
あれっ?これって逆に楽しむ人の言葉?
本当は浮気の極意になってしまっておたりして・・・・・・・
男性って 浮気をしている時に妻によく言う言葉で「家が落ち着かない」「僕には居場所がない」とか言って 別居を言い出します。
これって 言い換えれば他の所に居場所があり、自分の事を理解してくれる人がいるという事なのです。
もっと言うと 浮気がいつばれるかといつもヒヤヒヤしていたり、色んな口実で嘘を付いて浮気相手と会わないといけないから、嘘も出尽くしているのです。
残業と言っても限界があるし、休日出勤と言っても、デートをしていれば 手当は着かないし、
無駄使いを指摘する妻と居ても 家が落ち着かないのは当たり前です。
ま、話は反れましたが 私はしばらくお昼見るテレビは物足りなく感じるだろうな、と思います。
そうは言ってても、しばらくすると、そんな事も慣れて、また他の番組を見るようになるだろうな、とおもいます。世の中って そういうもんです。
これが無くなったら 生きてられない、なんてものはないんです。
この人がいなくなったら 私、死んじゃうなんて事はめったとありません。
かけがえのない人や物って 人生そんなに多く出会わないものです。
私も昔、元夫の浮気に苦しめられていた時、いっそ幼い子供を元夫に押し付け離婚してやろうかと思った時があります。
もし、私と別れて、浮気相手と仲よく新婚生活のような事をされたら、私ばかりが馬鹿を見るじゃないかと思い、「離婚はしてやるから 子供を育てなさいよ」というつもりでいましたが 結局それは独り言で終わりました。
何故ならこの私が 子供と離れて暮らすなんて出来っこないのです。
一瞬でも大人の駆け引きに子供を使おうとした私は 夜、寝ている子供達の頭を撫でて、一人涙した事を今でも思い出します。
でも、それくらいして 私は元夫を手放す事が出来なかったのだと思います。
かけがえのない人・・・・そう思っていました。
何故 独りになる事があれほど、怖かったのか、分かりません。
経済的な事?
子供を片親にさせる事?
ずーっと一生 私が一人で生きる事?
何がそんなに怖かったか分かりませんが とにかく 私には元夫は 何にも替えがたいかけがえのない人だと思っていたのでしょうね。
今は 色々な不安の正体も見えて、着かれていた嘘も解って、本当に何故あんなにすがっていたか、自分でも不思議ですが、とにかく 怖かったとしか言えません。
元夫が会社も無届けで 欠勤し、女性と一緒だと分かった時、私は元夫は 自殺でもするのじゃないかと警察に捜査願いの届けを出そうかと言う時 やっと連絡がありました。
当時は、携帯はまだない時代ですから、公衆電話です。
一方的に切られるのが嫌で 「全部許すから帰って来て」と泣きわめいていましたが、今にすれば分かります。
楽しく温泉旅行をしていたようで 会社には単なる?無断欠勤でした。
やっと帰って来た元夫には 何も言えませんでした。
また 出て行かれたらどうしようと 腫れ物に触る生活の中で、元夫は
「女性と別れる為3か月時間が欲しい」と言いました。
それを聞いて私は変に安心したのです。
「この苦しみからあと3か月で解放される」って・・・
それで別居を許す事にしましたのですが その話を私の友人にしましたら「アホかっ!」と一笑されました。
「3か月で家に帰って来るって どこに保証があるの?」って。
私は目からうろこでした。
元夫の言葉がすべてでしたから、「3か月したら戻って来てくれるんだ」と思っていましたが、今にしてみれば 元夫が 浮気相手と一緒に居てちょっとずる休みの延長で 5日間もの仕事放棄した前科のある人間です。
「僕は風俗は嫌いだ」と言っていた人が ある日泌尿器科に言っていたことがあります。(これ、解る人は分かりますよね)
「僕は絶対に嘘はつかない」と言っていた人です。
その人が3か月って言っても、「こじれていてまた予定が延びた」と言えば 別居期間を更新?されるだけだと 親友はゲラゲラ笑いました。
本当に今なら分かります。
元夫も 自分の恋がどうなるのかなんて分からないのです。
だから 気が済むまでやらせてくれという事です。
別居を言われている妻の方々。
離婚をしたいと言って別居を迫るご主人はある意味 男らしいのかもしれません。
抵当な期間をもうけ、とりあえず家を出て一人になりたいと言う夫は 恐らく 出来る所まで
行きたいという事で それで上手く行けば 家庭を捨てるかもしれないし、相手と上手く行かなければ
また家に戻って来るからという どちらにも転べるようにしているだけです。
こういうズルい男性は 自分で何か決めているのではなく、居心地のいいところを求めて彷徨っているだけなのです。
優柔不断。
私と浮気相手のどちらを選ぶのか、と私は迫っていたつもりだったのですが 元夫はどちらか 上手く収まる方を選ぼうと、していただけなのです。
私も元に帰って来れるよう、女性と算段してきてくれるのだと思っていましたが 実は妻の許しの元、
大っぴらに女性とデートしていたのです。
その元夫の帰宅を待ち構えて「どう?今日は上手く別れられた?」
「・・・・・・」うなだれて 横に首を振るだけでした。
それで、また女性と別れるのが難航し、元夫は苦しんでいるんだと思うと 私は責めるなんてとんでもない…あ~元夫も苦労してるのだと考え 後しばらく…もう少しの辛抱だと自分に言い聞かせていました。
あの頃の私は純粋で可愛かったな~
今、相談者の方々から 同じような言葉を聞きます。
「夫が女性と別れると言ってくれました」・・・・そしてその足で女性と別れ話を私に行きましたって。
それって、ただ単に、「妻にばれたから、もっとうまくやらなくっちゃ」と報告しに行っただけです。
妻の目の前で携帯で電話して 女性と別れ話をしても あくる日女性と会って「妻の手前そうするしかなかった…ごめん」と謝れば 昨夜の別れ話は反故に出来ます。
携帯電話は逆折れさせても。今度は浮気相手専用の、妻にばれてない電話機を新しく買えば済むだけですから。
今の私はこれらの体験をしてきたので、男性のだいたいの嘘は見破れます。
私の親友が、遠慮せず 私に言ってくれた言葉・・・・それは「根拠」と言う言葉です
「元夫が浮気相手と別れるって」というと その根拠は?裏付けはあるの?
容赦ない言葉が返ってきました。
でも そういう問題に疎い疎い友人は 「もう少し様子を見たら?」と言ってくれました。
つまり 人は自分の発言に責任を持つのを怖い物です。
まして人生に関わる事に付いて 何か言う事は誰しもしたくありません。 私の親友だけは違いました。
それは彼女の経験がそうさせたのでしょうけれど、夢物語の中に入る私を 変に慰める事はせず、現実逃避を許しませんでした。今ならその意味が分かります。
人がよく言う様子を見ろとは 何もするなと言う意味です。
何もせずに 事が動くのを待て、という事です。
そこには 待てば必ず報われると言う根拠は何もありません。
つあり何も策がないという事ですが、ただ、何もしなければ 等の本人も自分が選んだ選択肢でないと自分への言い訳が立つから、という事です。
これは他力本願以外何物でもない。
しかし時にはもっと積極的なアドバイスをくれるところもありました。
それが 心理系のカウンセリングです。
「あなたの受け止め方一つですよ」というのです。
貴方が明るく考えればご主人はその笑顔に「自分が悪かった」と気づいてくれますから・・・
ご主人を変える事よりも あなたが変わらなくっちゃ・・・
確かに心理学では 人と過去は変えられないと教えます。
でも 人を動かす事は出来るから あなたがその人の心を動かしなさい・・・
これって 人を変えるっていう事と、どう違うの?
私は混乱しました。
それでまた別の心理カウンセリングの所に行きました。
それは 流行の幼児体験を催眠術の様に読み取り、幼児期の愛情不足が 諸悪の根源と考え、自分の
不安要素を取り除こうと言う物でした。
そして元夫も母親からの愛情を受けずに育ったので 浮気をするのだというお見立て。
そうです、現世で生きる物の責任は もっと前にあるという事。
じゃ、どうしたらいいかと言うと Q&Aで 幼児期までさかのぼり その愛情不足のトラウマを取り除きましょう・・・自分にあったカウンセラー選び
何か私は悪くないけれど 育った環境が悪かったと言われているようなもの。
つまりこれも他力本願。
現世ではどうもならないと・・・・ 要するに 無策であるという事です。
いつも笑顔を絶やさず、少々の事をしてもその人を恨まず、その人の育った環境が悪かったんですと
言われたら、何か私は余計に出口を失いました。
ま、心理系のカウンセラーだって色んな人がいて、色んな手法があると思います
現に夫婦問題カウンセラーだって 男性カウンセラーはやはり男性的な考え方をしますし、結婚もした事のないカウンセラーは浮気の苦しみはピンと来ないようです。
だから 夫婦カウンセラーが良いとは言いませんが 少なくとも そのカウンセラーの言う事に納得が出来るか、その教えの元に 何か根拠を示して説明してくれているか、どうか それは半分そのカウンセラーと出会った時点で、もう決まってしまっているのかもしれませんが 私の求める答えをアドバイスしてくれるカウンセラーとの出会いは3人目で、結局そのカウンセラーが教えてくれたことは、物の道理であり、整合性でした。
それは今も私のカウンセリングにとても役立っています。
要するに 信じられない事を無理クリ信じようとしていた私は 自分の第六勘的な不安と 元夫が言う
「そんなに俺の事が信じられないのか?」という言葉で自分ばかりを責めていました。
だから 心のバランスを保てなくなっていたんですね。
人間、無理をしちゃいけません。
信じられない物は信じられないと言えばいいのです。
これはよく言う例えですが お金を貸して返してくれなかった人には、私は二度とお金を貸す気はしません。
例え、返してくれていても すぐに貸せるはずはありません。
ましてや、まだ返してくれてない人には 信じられないから貸せないと言ってもいいだと思うのです。
そんなこんなで。結局私は 親友の言葉がストンと胸に落ちました。
根拠を考える事にしました。これが腑に落ちるという事なのだと分かりました。
おかしいと思えば疑えばいいのです。
信じられないなら信じない人が悪いのではなく、信用を失った本人が一番悪いのです。
信じて貰えないのは当たり前、だって裏切りという前科があるのですから。
そこで 私がしたことは 確認です。
但し元夫には聞きません。
だって嘘を付く口から発せられる言葉なんですから。
異口同音では無く 同口異音です。
当時は 子供も小さくて本当にお金もありませんでしたから どこで何をしているのか 私なりに殴りました。
元夫にはどこにいるの?なんて聞きもしません。
嘘かどうか悩むのが 時間の無駄でした。
女性と別れたかどうか、私なりに確かめました。
別れたどころか、出張と言いながらとっても楽しく温泉に行ってたようです。
様子を見るなんて時間の無駄。
時間は何もしてくれません。
逆に 浮気をするカップルには 楽しい思い出さえ作らせちゃいます。
何なら、子供だって作られちゃいます。
一日も早く 阻止しなくっちゃ。
今にして思えば 私も酷い事をしました。
ここからはお互い様と言われても仕方がないくらい 元夫に酷い事をしました。
その時以降、私は記憶が飛んでしまっています。
激動の時間だったと思います。
結局20年経って離婚にはなりましたが それが原因ではありません。
でもやるだけの事をやったのでその後の人生、自信がついて、逞しい物です。
息子の反抗期には泣かされましたが 元夫の裏切りに比べたら 可愛いものです。
私を慕って着いて回っていたよちよち歩きの可愛い笑顔が
オーバーラップして 憎めません。所詮、私が産んだ子供ですから、私の一部です。
こんな風に言うと息子が怒るかもしれませんが、犬がいくら大きくなっても子犬の時から飼っていると何も怖くないのと同じ?です。
ま、そんなこんなで 私は逃げて来なかった。
色々立ち向かいましたので、少々の事があっても 今は何も怖くない。
越えられない苦労って与えないのかもしれません。
今日は タモリさんの事から変に脱線してしまいましたが かけがえのない人ってそうそう入るもんじゃない。自分の子供や親兄妹くらいしかないように思える私は可愛そうな人かな?
心から信頼し合える伴侶と共白髪まで行く夫婦が居て欲しいと 心から願うばかりです。
では今日はここまで。