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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

対策と傾向

2014年2月10日

テーマ:浮気の兆候と終結

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

夫婦の溝はいつ生まれるか?
結婚して、いつまでも幸せな日が続くと信じていた妻。
それがいつしか心が通わなくなり、果ては離婚話になっていく・・・・・。
こんなことは考えたくもないだろうけれど、当方に寄せられる一番多いパターンです。
私の所では、主に浮気問題を取り扱いますが、妻が実感するのは こういう状態になってからの相談です。
勘がいい方はこの段階で夫の異変に気づきますが 少々のんびりしたタイプの方は夫から離婚をしたいと宣言されてから、何が原因だろうと私の所に相談に来られます。
ここで事のあらましをお聞きし、本人は気づいていないけれど、ご主人の行動パターンや休日の過ごし方をお聞きし、浮気の可能性を説明します。
この段階で理解しして頂ける方には 解決法をお教えし、一緒に取り組みましょうという事になるのですが、ある意味、受け入れがたい事実は、蓋をしようとされる方もいます。
そう言う方の場合は、「浮気問題はともかく とにかく夫と元どうりの関係になりたいです」と言われます。
浮気問題はともかく・・・・という考えの意味は「私も女性として至らない点はあるので 私にも責任はあります。だから夫の浮気も妻の私にも責任があるので 浮気問題はさておき、私と夫の関係を修復したいのです」と語られます。
気持ちはとってもわかります。
でもこれは病気に例えるととても奇妙な事を言っていることがお分かり頂けると思います。
例えば、貴方が胃潰瘍になったとします。(嫌な例えでごめんなさい)
体調は悪く、食欲もありません。
そしてその不調を病院に来てドクターに訴えた所 上記の病状を告げられました。
これまでの生活習慣を考えると 胃潰瘍になっても仕方がない、暴飲暴食の日々。
これでは病気になっても仕方ないという、思い当たる節の色々。
そこで あなたがドクターに言います。
「病気の原因は私にあります、だから胃潰瘍になるのは仕方がないとして 私は健康になりたいのです」と言っています。
こんな風に書くと、自分の言っている事のおかしさは解ると思います。
今は病気の原因を反省する時期ではないかもしれません。
生活習慣を反省しなくていいとは思いませんが 反省をしているだけで胃潰瘍は治るのでしょうか?
残念ながら病気になってしまったら、とにかく病状を改善しないと、健康だとも思えません。
病巣があるなら そこを取り除かないと、健康になれるはずがないのです。
特に 栄養サプリ等でよくなる程度の病状なら、生活習慣の心がけでよくなるかもしれません。
でも、ことはもっと深刻で、胃潰瘍で七転八倒しているのに、今 すべきことは何か緊急手術をしなくていいですか?という事です。夫婦の問題を 向き合う姿勢とか、言葉のチョイスなどで 改善できる程度の問題かという事です。
相談に来られる時には 自分の問題を単純な事のように過少申告されます。では私が解決法を提案すると、そんな単純なことではなく、複雑だと言われるのです。
だったら、問題を軽視せずに取り組みましょうというと、またまた現実を見ずに、このようになった原因にばかり目が行って、今の問題を解決する具体策には耳をかさない。
これは何なんだろうと考えた時、文字通り現実逃避だと気づきます。
誰しも自分の家庭の問題が単純で簡単な問題とは捉えていません。
かと言って、具体策となると怖くなってしまい、実際の問題解決よりも
その原因に目を向けるという・・・・・現実を見るのが怖いのでしょうね。
そしてその問題の解決法を探っている内の方が、気が楽で 自分も悪かったと反省をしている方が、夫からの厳しい攻撃をこれ以上受けないという防御策なのだと思います。
でも解って下さい。
インフルエンザにしてもその病原菌があるなら それを体から追い出さないといけません。
その時に うがいが少なかったと反省しているだけでは回復はしないのです。
いいですか。反省はもっと後でいいのです。
私の所では ある意味対処療法だけです。
悪い個所があればそれを取り除かないと健康にはなれないのです。
物事は分けて考えないといけません。
病気になった原因は自覚しておかないと 治療をしても再発します。
そういう意味で二度と同じ病気に掛らないように、病気になる原因を突き止め
それを予防する生活をしないといけません。
でも大事な事は今、胃潰瘍で胃が痛くてたまらないのです。
それを改善するのは外科的な手術で潰瘍を取り除かないと、その痛みからは解放されません。
だから 予防と治療は別問題だとお考え下さい。
夫の浮気は すでに起きてしまっているなら 予防策を考えても、浮気は終わりません。
具体的にご主人は浮気という行動を伴う悪さを実際にしているのです。
そこに対して 妻が生活の心がけを少々変えた所で、夫の行動は変わりません。
つまり、妻の心がけが夫に届くと信じているから、妻が反省すれば何かが変わると思うのです。
残念ながら 夫の目は妻を見てません。夫の心は妻に向いていません。
それを妻に向けさせる為に 妻が心がけを変えた所で夫の関心は妻にない為
何も変わらないのです。
「私も悪かった」と反省の心は貴重な物です。
でもその反省をするなら それはもっと後でいいのです。
夫婦がお互いに修復をしようと、向き合った時、その時に「夫を他の女性に向かわせた私も悪い所が一杯あった」と夫に言えば夫も素直に受け入れて「いやいや、僕の方こそ、浮気をして君を苦しめ、悪かったね」とお互い様、と言い合えるのです。
この時期が来たら 素直に妻も自分の至らなかった点を反省し、やりなおせばいいのです。
でも 今、夫が浮気して、実際離婚話にまで発展しているなら、「私も悪い点があった」と、言えば夫も「そうか、今頃分かったか、そればならば離婚も仕方がないと受け止めるな」と逆に不利に働きます。
反省は女性らしく、しおらしいかもしれません。
しかし使い方や使う時期を間違えば、全く逆効果になります。
反省をしておけば とりあえず 怒鳴られはしません。
でも ご主人の方がずる賢いタイプであればその反省すらも、利用されてしまいます。
ここをようく理解して下さい。
さて、何の対策も取らず、いつまで 「私も悪かったから」と言い続けますか?
では今日はここまで。

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