似非(えせ)夫婦修復
今年も残すところあと2か月。
一年は早い物ですね。人生の終わりはまだ経験していませんが 人の一生というのも、意外と早いのかもしれません。
さて 今日はあっという間に時間が流れると言う当たり前の事を言いたいのではありません。
ただ、今日は夫婦問題を抱えている方へ、1年の内で年末から正月に向けて 色々な事が動いたり決定されたりするという事をお伝えしたいのです。
例えば夫婦の間に、浮気問題が横たわり、閉塞感が漂っていたとします。
その場合、いつ その問題に風穴が開く、または開けたいと思いますか?
そうです。
お正月です。
日本人は一年の出来事を年末までに整理をつけ新年を迎えたいと思うものなのです。
それは浮気という悪事をした当人も同じことで、その問題を清算し、新年を迎えたいものなのです。
それが妻に向けて反省をしたり、みそぎをしたいと考えるという事も言えますが、ある意味浮気を来年も続けたいと思う場合も その年の終わりで結婚生活の方を閉じたいという事も同じく年末で答えを出したいと当人は願うのです。
皆さんも、覚えがあると思いますが、新年は新たな自分に切り替えたいのです、
これはやはり 日本人の共通意識ですし、何かしら問題の区切りを、りちぎに暦を大切にするのです。
実は この相談業をしていて、年末から年明けにかけて、夫婦の問題がごろっと変わる事を沢山見てきました。
私の所に相談に来ようかどうか悩んでいる方も やはり二の足を踏んでいる方も多くいるとは思いますが、それを一日伸ばしにしていると、恐らくクリスマスや年末に、事態は急変します。
[[バレンタインデー も同様な事が言えますが・・・・
http://mbp-japan.com/osaka/fu-fu-all-ok/column/19105/]]
特にクリスマスは不倫をしている人にとっても、勝負時なのです。
例えば夫が浮気をしていて、何となく妻は勘付きながら、特に手立てをせず、1年が過ぎてきたとします。
そんな時にクリスマス程、不倫カップルをムーディーにさせるイベントはありません。
家庭を持つ男性に取れば 子供たちと過ごすクリスマスは 家庭サービスですが 浮気相手の女性にとっては、自分をいくら愛していると言ってくれても、男性は1年の終わりには家族の元に帰って行くのです。普段は男性は休日出勤や残業だと仕事のふりをして、浮気デートは出来るのですが やはり子供の期待には嘘を付けないので、家でクリスマスのケーキカットや 子供達のプレゼントをどうしようかと、少なくとも頭の中は 家族の事を考えるのですが 浮気相手の女性はこの事に一抹の寂しさを覚えます。
そうなると、必ずその女性への愛情の証明のように、男性は少し、日にちを前倒しにしたり、逆に後にずらしたりして、浮気相手とクリスマスデートをします。
最近は 12月23日が祝日で、24日がイブで 25日は本当のクリスマスとなると チャンスは3日間もあるのです。ここに週末の休日が加わると もう23日からはクリスマス一色になり、いくらでも女性とのデートのチャンスはあるのです。
そこで 何が言いたいかと言うと、妻も夫の浮気には胸を痛めていて、何とか年内には解決し、新たな年を迎えたいと願うのですが これは浮気相手とて同じこと。
不倫という不確かな立場ではなく、出来れば新年からは 違う年にしたいと願うのです。
こういう事を言うと妻からの質問は、「何故不倫の立場なのに、そんな厚かましい事を願うのですか?」と、私がまるで 不倫相手の女性の気持ちを代弁しているように私に食って掛かる方もいるのですが、
私は不倫相手を擁護しているのでも何でもありません。
「そういう物だ」という解説をしているだけなのです。
例え許されなくても、誰もが幸せになりたいのです。
そういう意味で クリスマスを情熱的に新年に向けて過ごしたら、必ず男性は自分の家族と、何か
整理を付けたくなるものです。
とても妻にとっては納得いく事ではありませんが 不倫をする人も、夫に裏切られている妻も、みんなが新たな年には、幸せになりたいと願うのです。
でも、物事は急に願っても叶う事ではありません。
何でも前もって準備に入ります。
1年も、あと2か月あると余裕に思っても、不倫をする人は いかにしてクリスマスのデートを家族にばれずに実行するかに準備に入っています。
つまり 不倫旅行とか、温泉旅行とか、仕事が休みになってから急に決まる事ではありません。
たいてい旅行などだったら 例え車で出かけても、少なくとも旅館やホテルくらいは予約をいれないと
実行できません。
そういう意味で夫の浮気に苦しむ妻は そのクリスマス不倫デートを、まじかになって、「どうしたら防げますか」と言っても、実は当人はもっと前から準備を進めていると解って欲しいのです。
クリスマスや年末ぎりぎりになって相談に来られる方は、やっと勇気を奮ってお越しになって下さる事は解るのですが その時には、もう手遅れになる事も多いのです。
浮気という悪事?であっても、当事者には隠し事ですから、とても計画的に、水面下で準備をします。
そこで ギリギリまで 現実を見ないように蓋をしてきた妻と、用意周到に計画を準備してきた事とでは、どちらの望みが叶うと思いますか?
残酷な答えですが やはり準備をした者の方が 望みは叶うという事です。
こんなことを妻の立場の人は、「何故そんな悪い事がまかり通るのか?」と理解できないでしょうけれど、間違ったことでも、準備を綿密にした者が、勝つという事があり、悔しいけれど正誤の問題ではないのです。だから何故何故?と嘆いているだけでは 思考がそこで停止してしまいます。
物事は 悩んでいるだけでは解決しません。
悩む事と 考える事は別です。
勇気を持って、解決をしようと考えた者が少なくとも現実的な対策を取れます。
何度も言いますが 悩んでいるだけでは何も変わらないのです。
そういう意味で 年末に向けて ご主人の不倫デートは、計画を練られています。
それを、今から見破って 対策を取らないと 泥棒を捕まえてから縄を編んでも間に合いません。
世の中は不条理なことだらけ。
望まぬ出来事も起きます。
受け留めよとは言いませんが 現実には蓋をしてはいけません。
現実に起きるこの世の事は、現実的に解決するしかありません。
何故なら ご主人はアクションという現実的な行動を起こして、色んな事を実行しようとしています。
それを、どうかそんな浮気は終わってくれと、手を合わせて願っていても、それは神頼みと同じです。
正月は神社に行って、その年の安泰を神頼みしますが 夫と不倫相手は自分たちの恋が成就する事を
お願いするのです。
同じ神頼みなら、家族を守りたいという妻の真摯な願いを叶えて欲しいものですが 時として、神様は
意地悪をします。
神頼みという他力本願でいいですか?
自分の願いを行動に起こしましょう。
でも、そうは言っても、どうしていいか分からないしと、「夫と浮気相手を別れさせる方法を教えて下さい」と具体策をお聞きになる方もします。
勿体付けているようですが 電話でお教え出来る程簡単な物でもありませんが、まずその前に色々準備をする勇気があるか、どうかもお聞かせ願いたい。
お料理じゃないので、夕飯のレシピのように、即答できるものでもありません。
本当は そんな簡単に解決出来ないから これまで長い間苦しんで来たことは妻こそ、一番知っているはずなのです。
浮気相手の事は 私も何も知りません。
相手が貴方のご主人に、どれくらい、嘘を付かれているかもわかりません。
浮気が悪い事だ、と言うだけでは解決しないのです。
浮気相手の事は知っていますか?と聞いても 名前とメールアドレスは解ります、との事では
情報が少なすぎます。
中には 浮気相手がどこの誰かも分からないとすれば、どこに向かって物を言えば言いか分かりません。
不倫の交際が何年続いた物かどうか解りませんが その交際の長さとまでは言わずとも、相手もそんな簡単に、自分の賭けて来た恋をそんな簡単に手放すはずがないのです。
でも、妻の立場でものを考えると、悪い事をしている人は即刻、反省をするだろうと、正義感満々の人もいますが、こういう事は 善悪とは、別問題という難儀なことなのです。
では、どうしたら、いいか?
これは不倫のパターンにより、また浮気相手の立場、未婚か既婚か、同僚か水商売か、簡単ではありませんが 色々、推し測った上で 作戦を練って行く必要があります。
少なくとも 浮気が終わるには 1か月は最低も掛る覚悟が必要です。
ちょっと、電話で教えて欲しいという遠方の人もいますが やはりこれまでの夫婦の事や、お互いの性格なども、トータルで取り組みましょう。
正月は親戚縁者も集まります。
不倫をする人も 不倫をされ苦しむ人も、年内で何らかの結論を出そうと、動いているとしたら
正月は、ある意味家族会議の場になりがちです。
畳み込むように、ご主人が結論を迫ってくることもあるので まだまだ年末まで2か月もあると考えずに、この二か月で夫は何か、結論に向かって動き出すかもしれないという危機感も持ってください。
もちろん、その上で何もなければ それはそれでいいのです。
では、今日はこれまで。