夫は浮気を反省しない。
夫婦の亀裂を見逃すなこういう記事が出ていました。
いつまでも夫婦円満でいるために「夫が妻に望むこと」3つの事
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20130711-00000304-wooris
確かに夫と妻の心が段々離れていく原因の一部だと思います。
当方へは色んな夫婦問題に悩む相談者が訪れます。
その大半が パートナーの浮気に付いて悩み、どういう風に修復をしていいか解らないという事です。
しかし、ここでいつも私は感じるのですが 夫婦修復を望むあまり、方法論を求めているようでありながら 本当は どうしたら その浮気問題を避けて通れるか、という気持ちが根底にあります。
夫婦の中で パートナーが浮気をしていて それに何年も気づかなかったという人は 信頼していたという理由は美談ですが ある意味 パートナーの心が 自分に向いていない事に気づかないのは
逆を言えば 自分自身も 夫や妻の気持ちに鈍感だったと言えます。
これはある意味 それくらいパートナーが隠し上手であったか、もしかしたら 浮気は所詮遊びで
家庭には響かないようにするという、守られていた存在なのかもしれません。
でも中には パートナーから離婚を宣言されていたり別居が始まっていたりするケースがあります。
その場合は もうパートナーや家庭を守ると言うよりは 放棄だと言えるのではないでしょうか?
しかし 当方に駆け込んで来られるのは大抵、この状態になってからです。
そして これまでの夫婦で繰り広げていた冷戦状態もあって そもそも・・・という結婚生活で、
自分にも悪い所があったな~と反省されるのです。
その上で もう一度 夫婦としてきちんとやり直したいと考え 当方の門を叩かれます。
「パートナーが夫や妻以外の異性に関心を持ったのは、自分がパートナーを大切にしなかったからだ」という反省が根本に在る為 亀裂が入った夫婦を立て直しという事に気持ちが向かいます。
そこで インターネットで「夫婦修復」「復縁」などキーボードを叩くと 上記のようなサイトが現れて、やり直しを試みられるのです。
しかし それで成功していると 当方には訪れないのであって、お越しいただいたという事はやはりネットの情報は その人に向けたパーソナルな方法ではないと気づかれての事だと思うのです。
先の「夫が嫌がる妻の言動」という観点からすると 夫婦仲に暗雲が立ち込め始める理由を3つ
掲げられています。
1、短気・ヒステリーをやめてほしい
2、もっとねぎらいや、いたわりの言葉がほしい
3、自分一人の時間をもっと持たせてほしい
こういう事が 夫の希望であったとしても 果たして別居や離婚という事まで 発展するかどうかということです。
夫婦が上手く行かなくなる要因に 上記の3つがあったとしても 別居や離婚に話が発展している時に、その3つの事を改めても 夫婦が修復すると言う物でもありませんが ネットやサイトでは
夫婦の修復には こういう3つの事を心がけよ、と書かれてあっても それは夫婦が円満に運ぶ心得であって、すでに深刻化した問題には 特効薬にはなりません。
それでも 夫婦の修復を望む人は この3つの方法を試され、それ以外にまだ何か 特効薬はないかと 探されています。
ここで お気づき頂かないといけないのは ネットで書かれてある夫婦が上手く行くという方法ですが
何か他の問題を解決するためのノウハウではないという事です。
夫婦にひびが入らない方法であっても 既に亀裂が生じた時の解決策では無い事に気づいて頂きたい。
特に夫婦のどちらかの浮気が亀裂の原因であれば、家庭内別居が始まっていたりします。
それまでは一緒にしていた寝室を 別々の部屋に布団を運んだりします。
いつも携帯電話を肌身離さず、浮気相手と連絡を取り合っていたとしたら
「一人の時間が欲しい」と言っても 浮気相手との携帯やメールをやり放題の時間を与えてしまうだけになります。
もっと言えば 実際に別居が始まっていると ヒステリックな喧嘩もすることも出来なくなります。
従って、夫婦仲良くするための情報は 予防であって、解決策ではないという事です。
では どのように考えたらいいかというと、本当に何が問題なのか?という原因に目を向けないといけません。
そもそも 何故妻はヒステリックに喧嘩を吹っかけたのでしょうか?
それは夫の帰宅時間が遅かったり、浮気を疑う事があり喧嘩になっていたのなら
喧嘩の言葉遣いを綺麗にしたとして 浮気を止めてくれるでしょうか?
今更 取って付けたように夫を尊敬し、大切だと言ってみた所で ご主人の心を動かすような事が出来るでしょうか?
「私も悪かったから」と反省心を打ち明けても夫は浮気を止めようという気持ちには中々ならない物なのです。
そういう風に考えると 元々にあった問題に目を背けてはいけません。
現実に蓋をせず、向き合いましょう。
ではまた。