浜ちゃんの浮気に見る別れの潮時
結婚時の約束は守られない?今日は夫婦の中で起きるちょっとした誤解の話をします。
誤解も小さな事もあれば その誤解が大きな問題に発展してい行くととがあり、軽視できない事もあります。しかしその反対で、さして大きな問題じゃないのに夫婦の間で あえて悪い方向に捉える事もあります。今日はそういう事に付いて軽く考えてみました。
昨日、ちょっとした集まりがあって 四ツ橋筋の本町で、5時から飲み会。
東京から2名 大阪組2名 そして大分県から1人の計5名で オフィス街の日曜日でもあり、開いているお店も少ない中、鳥料理のお店に落ち着きました。
私達がお客としては1番乗りで 二階の掘りごたつ式の座敷に通され、和気あいあいと飲んでいました。
大分から来られたFさんは 大分県の老舗の酒蔵の社長さんです。
そこで ほどなくしてお酒の〆に親子丼を頼みました。
他の人も、そこそこお腹が膨れた中で とりあえず 5人で一つ頼んで 皆で小分けにしようという事になりました。
そこで持ってきて頂いた親子丼の卵の色に驚きました。
まるで真っ赤に沈む夕日のような卵が 親子丼の具のセンターにポンと一つ。
本当に真っ赤と言うのはこの色かと言うくらい綺麗な赤でした。
一同、店員の男の子に これはどこの卵?と聞くと 大分ですとの事。
それまでに 我々の会話は大分の話で盛り上がり、美味しい地酒も飲んでみたいとF社長の作る日本酒の話で、いつかはその5名で大分に行きたいねと話していた時に 持ってきて頂いた親子丼がまさしく
大分産と聞き、F社長は気をよくしたのか、もう一つ、F社長一人で食べるからと追加注文。
そこで 親子丼を次に持ってきてくれた他の男の店員に、またもや綺麗な卵を見て「ありがとう、さすが大分産やね」と口々に言い、誰かひとりが「これ、大分産やね?」とまたもや確認しました。
そしてその店員の男の子が 「さあ?」という風に首をかしげました。
ここで一同大笑いになったのですが、これを何と読むかが 私のしばらくのテーマでした。
私は夫婦のカウンセリングをしていて 負のスパイラルと言う言葉を使う事があります。
物事を悪く捉え、悪い方に、悪い方にと、地面を掘り下げて行くドリルのように、渦を巻いて下降していく様に例え 負のスパイラルと呼んでいます。
これは妻側に多い物事の考え癖なのですが どんどん悪い方向へ落ち込んで行く考え方の事です。
昨日の焼き鳥屋の件は そこまでの事ではありませんが 物事は同じものを見ても 良い方に見える人もいますが 悪い方に捉える人もいます。
昨日はまさしく その事が問われる事でした。
この最初の親子丼を持ってきてくれた店員が 私達の会話の空気を読んでF社長が喜ぶように 卵を大分産と合わせてくれたのか、もしくは本当に大分産だったけど 次のお変わりの丼を持ってきてくれた店員が大分産だと知らなかっただけなのか?
どちらとも解釈できます。
この次のお変わりの持ってきてくれた店員の「さあ?」には一同大笑いになりました。
昨日ような、軽い話であれば どちらでもいいのです。
しかし、コト夫婦の間の事になると、どのように捉えるかで 問題の答えが違ってきます。
例えば妻の日頃の不満を相談される時があります。
夫が家事協力をせず 休みの日はゴロゴロし、縦の物を横にもしないと不平不満の嵐です。
ここを 妻は 家事を協力しないのは 私が大変だという事を軽く考えているのだわ、から始まって
この人は妻を愛してない、イコール家庭の事を顧みない人だから 小遣いも無駄使いをするのだわ、と
家計の話にまで 発展します。
こうなれば 単純な言い方ですが 悪い方に考えすぎ、と言わざるを得ません。
ご主人は家ではゴロゴロしていたいだけなのです。
確かに家事なんて手伝いたくないのだと思います。
それを家族の事を何とも思っていないという結論にまで結びつけるのは やや飛躍しすぎです。
そこで 私は妻側に言います。
ご主人は家では気を抜いて甘えているのですから、と。
そうすると 妻側は甘えているという事は 私に依存しているという事ですよね?と聞かれますが
そこまで悪い方に解釈するとご主人が可愛そうです。
「じゃ、夫は私の不満には何も考えてないのでしょうか?」と問われます。
そうですね
はっきり言うと、そこまで考えてないと言うか 要するに何も考えてないのだと思います。
私はご主人が家で何も考えず、ぼーとして、だらしなく日曜日はパジャマのままで、なんて安心しきっているという感じがして 悪い事では無いような気がするのです。
妻に甘えて、家ではだらしなくゴロゴロしているなんて ほほえましい感じがします。
確かに 私も共働きの時は そんな悠長な風に考えられませんでした。
しかし、過ぎてしまえば 元夫のゴロゴロはそれほど家庭が安息の場で在ったと思えるのです。
確かに程度モンで妻が風邪気味で、休んでいたい時も、まったく家事も協力してくれないと言うのは
思いやりに欠けるとは思います。
しかし、大腿は男性と言う者は、家では非協力的だと言うものだというくらいに考えておいた方がちょうどいいという事です。
毎日の暮らしに疲れが出てくると 考え方も疲弊し、ギスギスしてきます。
どんなことも 「私はこれだけ努力をしているのに、夫は何も考えていない」という相手への批判になってしまいます。
それだけ不満が溜まっているなら そこは仕切り直しでルール作りをしていく必要があります。
不平を相手にぶつけても それは反発になるだけです。
そこを喧嘩するのではなく、ルール作りをしていくのです
その話し合いと言うかテーブルに着かせるために 最初から喧嘩腰では 夫も身構えますので
最初の声掛けが大事ですが とにかく悪い方にばかり考えていると それが 開口一番に目にも顔にも出てしまいますので、もうそこから 戦闘態勢が出来上がってしまいます。
昨日の親子丼の卵の事を 店員の嘘と見るのか 思いやりと見るのか その解釈で人生の楽しさは変わってきます。
もし嘘だとしても これを「嘘も方便」と捉えると少しは人生楽に生きられるのじゃないでしょうか。
では今日はここまで。