浮気後の夫婦修復について
暦は9月に変わり、残りカレンダーの枚数が3枚になりました。
毎年秋になると、1年の残り少なさに、一生懸命に1年を過ごしたか、反省も込めやや焦ります。
そういう意味で今日からの4か月は1年の結果が出てくる集大成と考え、気を引き締めていこう・・・と思います。
さて長かった夏休みも終え、子供たちは学校へと帰って行きます。
専業主婦の方にとれば、久々に家に静寂が戻り、やれやれというところでしょうか。
暦は秋・・・・女心と秋の空の元の語源は、実は男心と秋の空である事は、雑学では常識だそうです。
そこで今日は、「心変わり」という事をテーマにお話ししてみたいと思います。
よく「あの人は変わってしまった」とか「人が変わったように」という言い方をします。
これは本当に変わってしまった場合と、実は最初からあった要素を解っていなかったという事があります。
例えば、女性は結婚前はある程度自分を良妻賢母のイメージをアピールします。
しかし結婚したら気が緩み、意外と家事が苦手であったり、手料理よりも外食を好んだりするのは
許容範囲かもしれません。
同じく男性も、結婚前は気が回り、女性に重たい物を絶対に持たせないように気働きをします。
これもやはり、結婚してそうしなくなっても、変わったという事ではなく、結婚して安心したから
サービスの必要がなくなったということです。
しかし、それとは違い急に言葉使いが荒くなったり、冷たい視線を向けるようになる事があります。
この場合、私のところに相談に来られる方は、この冷たくなった言動にのみ注目され、その言動に対してどう対処したらいいか、と問われるのですが、私はそうなったきっかけが何かありませんかと、
変わった時期をお尋ねします。
その問題が例えば、嫁姑問題だとしたら、夫の立場にある人はそんな前の事はもう過ぎたことだから
そんな事よりも、今どうしたらよいか、と急がれます。
しかし、その嫁姑の問題が解決済の事なら、本当なら奥様はそんなにツンケンされることはないのですが
恐らく、義母さんの肩を持つか、奥様の味方をしなかった夫に未だに腹を立てているというか、
その問題が継続しているという事があります。
ただ、それならまだ分かりやすいのですが、最近は妻が夫に対しDVをするという事も少なくなく、
暴力が男性の専売特許でなくなってきているケースも増えているのです。
しかし、妻の体系や性格により、直接暴力をふるえない人もいます。
その場合は言葉の刃で口撃となります。こういう妻を持つ夫はたいてい心優しいタイプが多いので
得てして妻のストレスのはけ口になります。
妻の不満が何なのかはともかく、夫にすれば忘れ去っているような事でも、問題が妻の体に脈打っている事に気づかないのです。そして今夫に向けられる刺々しい言葉に傷ついて悩まれるのです。
妻にしてもそれは同じで、例えば夫が人が変わったように結婚したら、とても冷たくなる人がいます。
これは結婚した途端に「釣った魚にエサはやらない方式」に変わってしまうタイプなら、単純なのですが、実はモラルハラスメント的な性格の方がいます。
確かに原因をさかのぼってみれば、冷たくなった理由がわかる場合がありますが、中々原因が見当たらない場合は、男性のモラルハラスメントの性格の場合があります。
妻による暴力や冷たい言動。
夫による意地悪な言動。
これらはどちらかというと性格によるものが関係すると考えられます。
ただ、同じ事象でも、中に何が起因しているのかは、いろんな方向性から観察してみる必要があります。
単に冷たくなった、変わってしまったと嘆くのではなく、夫婦の修復を望む場合はその中身を考えてみる必要があるという事です。
日中はまだまだ暑いですが暦は秋になりました。夕方の空が秋が物語っている時もあります。
そんなことを空になぞらえて思ってみるのもいいかも・・・・です。