夫の本音を知るには
夫婦は共白髪まで、仲むつまじくというのが誰もが夢見る形です。
でも、結婚生活が長くなるにつけ、色んな出来事が起きると、その都度解決できなければ、我慢をしつつ段々相手の事が嫌になってきてしまいます。
今日はそんな日常の出来事により、夫婦の関係に変化が起きてくる事にちょっと注目してみようと思います。
実は私の所に相談に来られる妻で、「夫の私に対する言動がとてもキツイのです。」と言われます。
その理由は具体的にはわからないという方が殆どです。
よくよくお話をお聞きすると、こういう夫婦に限って交際中から、新婚時代まではとても仲が良かったというのです。
それどころか、自分達夫婦は共通の価値観を持ち、とても会話も多く、仕事の事や、社会の事、何でも話し合えるフラットな関係だったというのです。
このフラットな関係というのが味噌なのですが、得てして友達のような関係性は、結婚したら変化してきます。。
特に夫とは職場結婚であったり、同じ職業であったりと共働き夫婦や、例え結婚して専業主婦になった妻の場合でも、元々夫の仕事内容を分かっている場合は、結婚した途端に夫が偉そうになったと言うケースが多いのです。
交際中からも、そして結婚してからも仕事の事をお互いによく話し合います。
しかしある時くらいから、夫の方が妻に対して、なぜか勝とうとし出します。
これは妻にとれば、これまで仲が良かっただけに、理解が出来ません。
普通、夫にとって妻は、キチンとした考えのある人であれば、安心して家庭を任せられる存在であるはずなのに、好人物であればあるほど、仕事が上手く行ってない夫にすれば、敗北感が起きてくる場合もあります。
特に会社で嫌な事があって帰宅してからも、妻に上司に指摘されている同じような事を言われた場合などは
段々妻を煙たく思い始めるのです。
本当に大らかな人なら、会社での嫌な事なども、家庭に持ち込みませんが、妻も普段から夫に友達的な感覚で接している場合は、つい夫の短所による物だという嫌味も言ってしまうので、夫も最初は大人しく聞いていても、段々妻へ、敵わない感情が生れて、最後は妻に何かしら、仕返しをしたいような気持ちが生れてきてしまいます。
本当なら、妻はよき理解者であるべきですが、いつからか妻にやり込められないようにと身構えてしまい、ライバルのような存在になってしまうのです。
これは本当に残念なことですが、元々男性は、弱いものです。
それを、自分でも意識し始めると、尚更バリアを張りたがります。
まさか妻からすれば、思いも寄らないことですが、夫が妻に対して、妻がキチンとした人であればあるほど、
自慢の妻と、誇りに思えばいいのですが、妻には負けない、という心情が起きてくると、妻と仲良くするどころか、なぜか意地悪な態度です。
これは妻を、妻として見ているのではなく、夫の事をやりこめてくる存在に感じ身構えていると言えます。
変な話、こういう男性は尊敬してもらいたがっているのです。
会社でつまらない事があればあるほど、家ではお山の大将になりたがる子供のようなものです。
こういう男性を夫に持った場合は、褒めてあげましょう。
恐らく褒めて伸びる子?だと思います。
夫のためにという意味と、妻自身、つまり自分への攻撃を緩める為に、夫は褒めて育てましょう。