ケアマネのアセスメントとは?基本から実践のコツまで解説

馬淵敦士

馬淵敦士

テーマ:ケアマネジャー



ケアマネジャー(介護支援専門員)にとって欠かせない業務のひとつが アセスメントです。
利用者さんやご家族のニーズを正しく把握し、最適なケアプランを作成するための「最初の一歩」ともいえます。

私はケアマネ講座の講師として、これまで1万人以上の受講生をサポートしてきましたが、
「アセスメントが苦手」「どう進めてよいかわからない」という声はとても多いのが現状です。

この記事では、ケアマネのアセスメントとは何か?その基本と実践のコツをわかりやすくお伝えします。



ケアマネのアセスメントとは?


アセスメントの意味


アセスメント(Assessment)とは、利用者さんの心身の状態や生活状況、希望、課題などを把握・分析するプロセスです。

ケアマネ業務では、アセスメントをもとに ケアプランが作成されるため、質の高いアセスメントがケアの質に直結します。

どの場面で行う?


新規利用開始時はもちろん、更新時やモニタリング時にもアセスメントは繰り返し行われます。
利用者の状況は日々変化するため、継続的なアセスメントが大切です。

ケアマネのアセスメントで押さえるべき5つの視点


  1. 心身の状態(ADL・IADL)
  2. 生活環境・住居の状況
  3. 家族や支援者の状況
  4. 本人・家族の希望や意向
  5. 社会資源の活用状況・課題


これらを 偏りなく、できるだけ「本人中心」の視点でとらえることが重要です。

よくあるアセスメントのつまずきポイント


質問が「チェックリスト化」してしまう


アセスメント票に沿って機械的に質問してしまうと、利用者さんの本音や背景が見えてこないことがあります。
会話の流れを意識し、傾聴を大切にしましょう。

「できる/できない」だけに注目しすぎる


本人がどう感じているか、何を大切にしているかを引き出す視点も欠かせません。
生活の質(QOL)や価値観に目を向けると、より良い支援につながります。

アセスメントの質を高めるコツ


  1. 会話の中から「本人の言葉」を拾う
  2. 家族や関係者の意見も聞く
  3. 環境(住まい)を必ず確認する
  4. 強み(できていること)にも注目する
  5. 継続的に見直し、変化をとらえる


ケアマネ試験でもアセスメントの理解が求められる!


最近のケアマネ試験では「アセスメントに関する問題」が多く出題される傾向があります。
実務でもケアプラン作成の根拠として求められる部分なので、しっかり理解しておくことが必要です。

まとめ|ケアマネのアセスメント力を高めよう


ケアマネのアセスメント力は、利用者支援の質そのものを左右する大切なスキルです。
私が講座で多くの受講生を見ていても、アセスメント力がつくとケアマネ業務が「面白くなる」「自信がつく」という方がとても多いです。

ぜひ日々の実践+学び直しで、アセスメント力を一緒に高めていきましょう!

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馬淵敦士
専門家

馬淵敦士(ケアマネージャー)

ベストウェイ・ケア・アカデミー

全国平均で、ケアマネ合格率20%・介護福祉士合格率70%の試験を、私の講義を受講された方はケアマネ60%、介護福祉士90%と、全国平均を大幅に上回ります。(2023年10月現在実績)

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