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AI検索に会社を間違えられる時代 沖縄企業が整えるべき情報の更新力

菅原崇文

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テーマ:AI活用

もし、自社名を検索した人に「この会社は事業を停止した」と表示されたらどうなるでしょうか。

取引先は不安になります。
採用応募者は離れます。
これから問い合わせようとしていたお客様は、別の会社を探すかもしれません。

しかも、それが事実ではなかったとしたら。

岩手県の企業をめぐり、GoogleのAI検索が実在する会社について誤った情報を表示したと報じられました。会社名などを検索すると、事業停止や特別清算に関する誤情報が出たとされ、取引先や顧客から確認の問い合わせが入ったといいます。

今回の話は、岩手だけの問題ではありません。

沖縄の中小企業にとっても、かなり現実的なリスクです。

観光、宿泊、飲食、建設、不動産、士業、介護、福祉、BtoBサービス。どの会社も、今後はお客様がGoogle検索だけでなく、AI検索やChatGPT、GeminiのようなAIに聞いてから問い合わせる場面が増えていきます。

そのとき、AIが自社をどう理解しているか。

これは、もう広報だけの話ではありません。営業、採用、信用、資金調達にも関わる経営課題です。


AIは便利だが、会社情報を正確に保証してくれる存在ではない


AIは、文章をまとめるのが得意です。

検索結果、ニュース、公式サイト、口コミ、古い記事、SNS、各種ポータルサイト。さまざまな情報を拾い、もっともらしい答えを返します。

ただし、ここに落とし穴があります。

AIは、人間の担当者のように電話をかけて確認してくれるわけではありません。複数の情報が似ているとき、会社名、地域、業種、過去の記事を組み合わせて、誤った答えを作ることがあります。

特に危ないのは、次のような状態です。

・公式サイトの情報が古い
・Googleビジネスプロフィールと自社サイトで住所や営業時間が違う
・過去のサービス名が外部サイトに残っている
・求人媒体、ポータルサイト、SNSで会社説明がばらばら
・閉じたサービス、変更した料金、終了したキャンペーンがそのまま残っている
・同じ地域に似た業種、似た社名の会社がある

人間なら「これは別会社の話かもしれない」と疑えます。

でもAIは、必ずしもそこまで丁寧に切り分けてくれません。

だからこそ、会社側が情報を整えておく必要があります。

自社サイトだけ直しても足りない


多くの会社は、情報を更新するときに自社サイトだけを見ます。

もちろん、自社サイトは大切です。会社情報、サービス内容、料金、所在地、代表者、問い合わせ先、事例、よくある質問。ここが整っていなければ、AI以前にお客様が迷います。

ただ、AI検索の時代はそれだけでは不十分です。

AIは自社サイトだけを見ているわけではありません。

Googleビジネスプロフィール、マイベストプロ、note、ランサーズ、求人媒体、業界団体ページ、SNS、プレスリリース、過去のコラム、口コミサイト。会社に関する情報は、思っている以上に外へ散らばっています。

たとえば、公式サイトでは「AI活用支援」と書いているのに、別の掲載媒体では昔のまま「Web制作のみ」となっている。

公式サイトでは代表者名を新しくしているのに、古い紹介ページでは前の表記が残っている。

営業時間を変更したのに、Googleビジネスプロフィールや予約サイトが古いままになっている。

このような小さなズレが積み重なると、AIは会社を正しく理解しにくくなります。

AIに会社情報を正しく理解してもらう第一歩は、難しい設定ではありません。まずは自社の業務や情報発信のどこにAIを使えるか、20問で分かる無料AI社員採用診断で整理してみてください。

古い情報は、静かに営業機会を減らしている


誤情報の怖さは、炎上のように目立つものだけではありません。

もっと静かな損失があります。

お客様が検索して、古い料金を見る。
対応していないサービスをまだやっていると思う。
反対に、今は力を入れているサービスが見つからない。
問い合わせ先が分からない。
予約方法が媒体ごとに違う。

こうなると、お客様は問い合わせる前に離れます。

会社側は、その機会損失に気づきにくい。

「最近問い合わせが少ない」
「広告を出しているのに反応が弱い」
「SNSは見られているのに成約につながらない」

その原因が、実は情報の古さや媒体ごとの不一致にあることもあります。

営業は、電話をかけることだけではありません。

検索されたときに正しく見つかる。
比較されたときに誤解されない。
問い合わせ前の不安を減らす。

これも立派な営業活動です。

とはいえ、全部を手作業で更新するのは無理がある


ここで問題になるのが、作業量です。

自社サイトの会社概要。
サービスページ。
過去のコラム。
noteの記事。
外部プロフィール。
Googleビジネスプロフィール。
求人媒体。
実績紹介。
よくある質問。
SNSの固定投稿。
PDF資料。
営業資料。

これらを人の目だけで定期的に確認するのは、かなり大変です。

特に少人数の会社では、日々の業務が優先されます。情報更新が大事だと分かっていても、後回しになります。

そこでAIを使います。

AIに記事を量産させるという話ではありません。

会社の情報を点検するために使うのです。

たとえば、次のような使い方があります。

・自社サイト内の古い表現を洗い出す
・過去記事から、現在と合わない料金やサービス名を探す
・外部掲載ページの会社説明を一覧化する
・媒体ごとの住所、電話番号、営業時間の違いを確認する
・よく使うサービス説明文を最新版に統一する
・AI検索で自社名を聞き、誤解されやすい点を記録する
・修正すべきページの優先順位をつける

人間が全部読むのではなく、AIに先に拾わせる。

そのうえで、人間が「これは直す」「これは残す」「これは表現を変える」と判断する。

この使い方なら、AIはかなり実務的な戦力になります。

沖縄企業がまず確認したい5つの場所


最初から全媒体を完璧に整える必要はありません。

まずは、影響が大きい場所から見れば十分です。

1つ目は、自社サイトです。
会社概要、サービス内容、料金、問い合わせ方法、実績、よくある質問を確認します。

2つ目は、Googleビジネスプロフィールです。
営業時間、住所、電話番号、写真、口コミ返信、サービス内容が今の状態と合っているかを見ます。

3つ目は、専門家サイトやポータルサイトです。
マイベストプロ、業界団体、士業紹介、観光関連サイト、求人媒体など、自社名で検索したときに出るページを確認します。

4つ目は、過去記事です。
昔のコラムやブログに、終了したサービス、古い料金、今とは違う肩書きが残っていないかを見ます。

5つ目は、AIへの聞かれ方です。
ChatGPTやGemini、AI検索に自社名を入れて、どのように説明されるかを確認します。正しいかどうかだけでなく、古い印象になっていないかも見てください。

この5つを見るだけでも、かなりのズレが見つかります。

情報の統一は、守りではなく攻めの営業準備


会社情報を整える作業は、地味です。

でも、地味な作業ほど売上に効きます。

なぜなら、お客様は問い合わせる前に調べているからです。

検索し、比較し、口コミを見て、AIに聞き、公式サイトを確認する。そのうえで「ここなら相談してもよさそうだ」と思った会社に連絡します。

この流れのどこかで情報が古かったり、媒体ごとに違っていたりすると、信頼は少しずつ削られます。

反対に、どこで見ても情報が揃っている会社は安心されます。

サービス内容が明確。
料金や相談方法が分かる。
代表者や実績が確認できる。
過去記事も今の事業内容とつながっている。
AIに聞いても大きくズレた説明にならない。

この状態は、営業担当が商談に入る前から信頼を作っている状態です。

まとめ


AIは便利です。

ただ、完璧ではありません。

今回のニュースが示しているのは、AIが間違えることそのものよりも、間違った情報が会社の信用や問い合わせに影響する時代に入ったということです。

だから、沖縄の中小企業も情報管理を後回しにできません。

自社サイトだけでなく、Googleビジネスプロフィール、外部掲載媒体、過去記事、SNS、営業資料まで、会社情報をできるだけ同じ状態に保つ必要があります。

とはいえ、すべてを手作業で見直すのは現実的ではありません。

だからこそAIを使う。

AIに任せるのは、最終判断ではなく、古い情報を探すこと、媒体ごとの違いを見つけること、修正候補を並べることです。

人間は、その結果を見て判断する。

この役割分担ができる会社は、AI時代の検索でも信用を守りやすくなります。

そして、信用を守ることは、そのまま営業機会を守ることにつながります。

自社サイト、外部掲載媒体、過去記事、AI検索での見え方を整理したい方は、株式会社BLUE LEAF公式サイトをご覧ください。

Web制作・LP制作・マーケティング支援の相談は、TAKAのランサーズでの実績からも受け付けています。


参考情報


岩手日報掲載記事
共同通信配信記事(ライブドアニュース掲載)

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菅原崇文
専門家

菅原崇文(営業コンサルタント)

株式会社BLUE LEAF

営業戦略の設計から実行・改善・内製化まで一気通貫で伴走し、机上論ではなく現場で成果につながる営業の仕組みを作ります。課題整理から仮説検証、トークスクリプト設計までも丁寧に支援します。

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