Mybestpro Members

菅原崇文プロは琉球放送が厳正なる審査をした登録専門家です

安売りで忙しくなる前に 沖縄の中小企業が利益を残す商品設計

菅原崇文

菅原崇文

テーマ:地方企業・中小企業の事業成長

沖縄県内の中小企業や個人事業で、よくある悩みがあります。

忙しいのに利益が残らない。

問い合わせはあるのに、価格交渉ばかりになる。

お客様は増えているのに、現場が疲弊している。

この状態に入ると、社長もスタッフも頑張っているのに、会社はなかなか楽になりません。

原因の一つは、売上の作り方が「安く、たくさん売る」方向に寄りすぎていることです。

沖縄の中小企業が本当に考えるべきなのは、単に数を増やすことではありません。

限られた人員と時間の中で、どのように価値を高め、利益を残すかです。


小さな会社ほど、安売りは体力勝負になる


安くすれば売れやすくなる。

これは確かに一面では正しいです。

しかし、安さで選ばれる商売は、数をこなさなければ利益が残りません。

大きな会社なら、仕入れ、広告、物流、人員、システムを使って大量販売を回せるかもしれません。

でも、沖縄県内の中小企業や個人事業では、同じ戦い方をすると苦しくなりやすいです。

  • 予約対応が増える
  • 問い合わせ対応が増える
  • 納品や現場作業が増える
  • クレーム対応の時間も増える
  • スタッフの負担が増える


売上は増えているのに、利益も時間も残らない。

これは、商品やサービスが悪いのではなく、ビジネスモデルが現場の体力に合っていない可能性があります。

小さな会社が見るべき数字は、売上だけではなく「1件あたりに残る利益」と「対応にかかる時間」です。


沖縄企業が目指すべきは、数よりも価値で選ばれる形


沖縄には、地域性、専門性、人のつながり、観光資源、文化、現場力があります。

これらは価格競争に巻き込まれないための大切な材料です。

安さだけで勝負すると、どこかでさらに安い会社と比較されます。

しかし、価値で選ばれる状態を作れば、価格だけの比較から抜け出しやすくなります。

  1. 誰に向けたサービスなのか
  2. どんな悩みを解決するのか
  3. 他社と何が違うのか
  4. 購入後にどんな変化があるのか
  5. なぜ今選ぶべきなのか


この5つが伝わるだけで、価格の見え方は変わります。

お客様は、安いものを探しているだけではありません。

失敗したくない。

信頼できる相手に頼みたい。

自分に合うものを選びたい。

その気持ちに応える設計が必要です。

高単価化は、ただ値上げすることではない


高単価化という言葉を聞くと、単純に価格を上げることだと思われがちです。

しかし、価格だけを上げても選ばれません。

大切なのは、お客様が受け取る価値を増やすことです。

たとえば、同じサービスでも次のように見せ方や内容を変えることができます。

  • 単品ではなくセットにする
  • 初回相談から実行支援まで含める
  • 納品後のサポートを付ける
  • 法人向けのプランを作る
  • 定期契約や月額支援にする


価格を上げる前に、価値の設計を見直す。

これが順番です。

沖縄の事業者であれば、地域事情に合わせた提案、現場に寄り添ったサポート、顔が見える安心感も価値になります。

観光・飲食・宿泊でも利益を残す設計はできる


観光、飲食、宿泊の現場では、どうしても客数を追いがちです。

もちろん、来店数や宿泊数は大切です。

ただ、客数だけを増やすと、現場負担も一緒に増えます。

だからこそ、単価、回転、満足度、再来店の設計が必要です。

  1. 観光客向けの体験付きプラン
  2. 地元客向けの定期利用メニュー
  3. 法人向けの貸切・研修プラン
  4. 雨の日でも利用できる商品
  5. 家族連れや少人数向けの高満足プラン


同じ商品でも、誰にどう届けるかで単価は変わります。

「安くしないと来ない」と考える前に、「高くても選ばれる理由」を作れるかを見直すことが大切です。

BtoB企業は、作業ではなく成果で商品を組み直す


士業、Web制作、営業支援、コンサル、建設、不動産、システム、採用支援などのBtoB企業も同じです。

作業単価で売ると、価格比較されやすくなります。

一方で、お客様が欲しい成果に合わせて商品を設計すると、価値が伝わりやすくなります。

  • ホームページ制作ではなく問い合わせ導線づくり
  • 営業代行ではなく商談機会の設計
  • 研修ではなく営業の型づくり
  • 資料作成ではなく提案力の強化
  • 広告運用ではなく売上導線の改善


お客様は作業そのものが欲しいわけではありません。

その先にある変化が欲しいのです。

だからこそ、売る言葉を「作業」から「成果」に変える必要があります。

AIを使うなら、まず利益が出る商品を見つける


AI活用も、この商品設計と相性が良いです。

AIに任せるべきなのは、いきなり売り込み文章を大量に作ることではありません。

まず、自社の商品や顧客を整理することです。

  1. 利益率が高い商品はどれか
  2. 対応時間が少ない商品はどれか
  3. リピートにつながる商品はどれか
  4. 紹介されやすい商品はどれか
  5. 価格交渉が起きにくい商品はどれか


これを整理すると、どの商品を伸ばすべきかが見えてきます。

売上が大きい商品と、利益が残る商品は違うことがあります。

AIは、その見直しのたたき台を作るために使えます。

明日から見直すべき3つのポイント


沖縄県内の事業者が、まず見直すべきポイントは3つです。

  • 安さで選ばれている商品を確認する
  • 利益が残る商品を明確にする
  • 高くても選ばれる理由を言語化する


この3つを整理するだけでも、営業やWebの伝え方は変わります。

安い商品を完全になくす必要はありません。

ただし、安い商品だけで会社全体を支えようとすると、現場が苦しくなります。

入口商品、利益商品、継続商品を分けて考えることが大切です。

まとめ


沖縄の中小企業にとって、安くたくさん売る戦い方は簡単ではありません。

人員、時間、資金、仕組みが限られている会社ほど、数を追うほど現場が疲弊します。

だからこそ、これから大切なのは、価値で選ばれる商品設計です。

誰に向けた商品なのか。

どんな悩みを解決するのか。

なぜ自社に頼むべきなのか。

購入後にどんな変化があるのか。

この情報を整理し、Web、営業資料、提案書、店頭案内に反映することです。

高単価化とは、無理に値上げすることではありません。

お客様が納得して選べる価値を増やすことです。

忙しいのに利益が残らない会社ほど、まずは売上の大きさではなく、利益が残る商品の作り方を見直してみてください。

そこから、営業もマーケティングも少しずつ楽になります。

業務の見直しや、AI・Webを使った営業導線づくりを具体的に進めたい方は、BLUE LEAF公式サイト もご覧ください。

また、Web制作・LP制作・マーケティング支援の相談は、TAKAのランサーズプロフィール からも受け付けています。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

菅原崇文
専門家

菅原崇文(営業コンサルタント)

株式会社BLUE LEAF

営業戦略の設計から実行・改善・内製化まで一気通貫で伴走し、机上論ではなく現場で成果につながる営業の仕組みを作ります。課題整理から仮説検証、トークスクリプト設計までも丁寧に支援します。

菅原崇文プロは琉球放送が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

スモールステップで営業力強化を支援するプロ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ沖縄
  3. 沖縄のビジネス
  4. 沖縄のビジネスその他
  5. 菅原崇文
  6. コラム一覧
  7. 安売りで忙しくなる前に 沖縄の中小企業が利益を残す商品設計

菅原崇文プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼