安い費用でお墓を建てる時の着眼点
墓石にかかる費用に含まれるものが石材費と工事費です。お墓を建てる際の工事とは基礎工事、必要に応じて外柵設置工事、庭石張り工事があります。
基礎工事は墓地の場所や墓地の区画サイズによっても価格が変わります。重機が入りにくい山間部の墓地や、道が狭く石材などを搬入しにくい場所での工事は手間も時間もかかるため工事費が上がる傾向にあります。
また地盤の強弱や地震対策をどの程度にするかで、お墓の工事費の総額が決まってきます。
お墓の工事で行われている作業
お墓を建てる場合も通常の建築物と同様に基礎工事が必要です。お墓は代々受け継いで長年使い続けていくものです。しっかりとした基礎工事を行わなければ、地震などの天災で傾いたり壊れたりしてしまう恐れがあります。良いお墓づくりのためには重要な工事です。
基礎工事のやり方は、余分な土を取り除き砕石を敷き詰め地盤を固めます。その上に鉄筋を組み、コンクリートを流し込むのが通常の方法です。ただし地盤が弱い墓地や傾斜地の側という立地であれば、さらに地盤を固める工程やコンクリートの厚みを増さなくてはなりません。
次に外柵が必要なときは外柵を設置します。その場合、材料・規模によって費用が変動します。
工事費を左右する要素
代表的なものとして工事費を左右する要素はいくつかあります。
墓地のある場所や墓地の区画サイズによって工事費が変動します。立地的に施工や運搬が困難となる場所は、その分の費用が加算されることがあります。
例えば墓地の所在地が山の上だったり、道幅が狭く石材運搬用の重機が侵入できない墓地だったりすれば工事にかかる費用と時間がかさみます。
墓地の広さで費用は変わります。例えば外柵の材質・範囲・高さなどによっても費用が増えます。
地盤の強弱も影響を及ぼす要素です。
墓石と外柵の構造が複雑なものも工事費が高くなる傾向があります。
このようにお墓の値段を決める要素はありますが、工事費に含まれる内容を契約の段階でしっかり把握しておきましょう。