お墓を建てる時期に決まりは無し!生前もOK?
お墓を建てるためにはいくつかの手順を踏まなくてはなりません。
まずは場所の選定に始まり、石材店選びです。墓地や霊園を選ぶ際には宗教や宗派にこだわる場合、また墓地などがそういった指定をしている場合は検討する必要があります。そのほかの要素でいうと、アクセスの良さや予算が決め手になります。
石材店では、墓石の質や形状を決めますが管理や改修などのことを考えて信頼のおける店にしましょう。
お墓を建てる場所を決める
墓所が決まっていない場合にお墓を建てようとすると、最初にしなくてはならないのは場所を決めることです。
これらは大きく4つに分類されます。
まずは寺院が所有し運営する寺院墓地、そして地方自治体といった行政機関が運営する公営墓地、委託を受けた民間企業が運営管理を行っている霊園、一般墓地(許可制)。
宗教や宗派のほか、環境や墓参りの際のアクセスの良さ、予算などを勘案して検討しましょう。
墓地や霊園によっては、石材店の指定がある場合もあるので事前の確認が必要です。
石材を選ぶ
場所が決まったら次は墓石です。これは石材店で選ぶことになります。
墓石の質や大きさ、形状について話を詰めていきますが、沖縄県では破風型、亀甲型が多く建立します。じっくりと時間をかけて納得のいく墓石を選びましょう。墓石に掘る文字や石碑、付属品などについても打ち合わせをします。
石材店との付き合いは建てただけでは終わらず、管理や改修工事といった面でお世話になることが出てきます。知名度や価格だけで決めずに、信頼できる業者を選びましょう。
引っ越しの前に
改葬手続き(骨移動)
必要書類
①使用許可書
②使用者の身分証(運転免許など)
③使用者と埋蔵予定者の続柄を証明できる書類
*戸籍謄本・除籍謄本など。
④火葬許可証または改葬許可証 1通
*お骨をお墓や納骨堂から移す際は「改葬許可証」が必要です。
㋐個人所有のお墓から移す場合
・お墓の所在地の市町村役場で手続きをして「改葬許可証」を取得してください。
㋑お寺や霊園の納骨堂などから移す場合
・納骨堂などを管理しているところから「収蔵(安置)証明書」を取得する。
・「収蔵(安置)証明書」をもって、納骨堂などの所在地の市町村役場で手続きをして「改葬許可証」を取得する。
開眼法要を行う
お墓は建てただけではただの墓石です。
仏教の作法にのっとって墓石に故人の魂を込める仏事を行うことで初めて本当の意味での故人の住まいとなります。
開眼法要の「開眼」とは仏像などに魂を入れる際にも使われる言葉です。宗派によっても名称は異なりますが、このような法要を行うことでお墓が故人や家族の心のよりどころとなります。