コラム
軽度の認知症患者さんの義歯作製
2023年1月31日
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
Dさんは当時83歳の女性で、ご家族から入れ歯が無くなってしまったので、
新しく入れ歯を作ってほしいとの依頼を受けた患者さんです。
その当時は認知症のため介護施設に入居されており、
会話も何とか通じるような状態でした。
何度か指示が通りにくいこともありましたが、
入れ歯を仕上げてやっと口腔内にセットしました。
もちろん入れ歯のない時期は噛まずに済ませれるような介護食でしたが、
入れ歯に馴染んできたのか普通食もどんどんと食べられるようになり、
ある程度の話もできるようになりました。
姿勢も良くなり、顔色もよく、お元気で過ごされていましした
それから10年ほどたち、同じ介護施設に他の方の診療のため訪問した際に、
Dさんをお見掛けしました。
それなりにお年を重ねてられ、少し認知症が進んだようですが、
お元気で過ごされていました。
このケースのようにご本人の食べることへの意欲と軽度の認知症の場合は、
安定した生活を送れるケースも多いかと経験上感じます。
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