コラム
認知症になってからの入れ歯作製は困難なこともあります
2023年2月7日
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
当歯科医院では訪問歯科診療を行っております。
従って患者さんは高齢者の方が多くなります。
特に認知症対応の施設にも伺うため、認知症の方の患者さんが当然多くなります。
ネットなどで高齢者の認知症罹患率を見ておりますと、やはり高齢の方ほど高いようです。
65~69歳 2.9% 70~74歳 4.11% 75~79歳 13.6%
80~84歳 21.8% 85~89歳 41.4% 90~94歳 61%
95歳以上 79.5%
ちなみに高齢になるほど女性の方の罹患率が高いそうです。
またご高齢の方が増えると罹患率も上がってきます。
このような話をさせていただいたのは、認知症になってからは入れ歯を作るのは難しいからです。
もちろん認知症の方も食事や会話の為口の機能を保つために入れ歯は大切ですが、
認知症が進んでからは入れ歯を作るのは難しく、せっかく作っても使うことに抵抗されて、
入れ歯を使わないことも多いのです。
しかし認知症になる前より入れ歯をお使いの方は認知症になっても抵抗なく使われる方が多いようです。
高齢な方はお元気なうちにむし歯や歯周病、入れ歯治療などを済まされておくのがよろしいでしょう。
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