睡眠時無呼吸症候群の体への負担
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
当医院で睡眠時無呼吸の患者さんに治療を始めるきっかけを伺うと、
多くの方が家族からのイビキの音の問題をあげられます。
「いわゆるイビキがうるさくて寝ていられない」というクレームのための来院です。
睡眠呼吸障害になっても、ご本人はイビキの音などにまったく気づかないことが多く、
「イビキぐらいのことで」と安易に済まされている」方も多いのではないでしょうか。
一般的に睡眠時無呼吸症候群の患者さんの症状について見てみましょう。
① 肥満 肥満は無呼吸の方の原因の一つで、無呼吸の患者は高率に肥満を合併し、
減量によってしばしば改善します
② イビキ 家庭内孤立や友人関係からの指摘
③ 日中傾眠 突如として仕事中や運転中でも睡眠モードに入るが、本人は故意ではない
人間性のご誤解を受け、社会性を問題視される
④ 不眠 無呼吸中途覚醒後に不眠となり、睡眠の分断が多い
⑤ 夜間多動 無呼吸終了前後に手足を激しく動かしたり、激しい寝がえりを打つ
⑥ 夜間多尿 多くの患者で見られ、トイレの回数が増え、睡眠不足を訴える
⑦ 早朝頭痛 酸素不足のため低酸素血症と高炭酸ガス血症を起こす
⑧ 性格変化 無呼吸のため抑うつ症状が見られる
⑨ イビキ(上気道の閉塞)のため逆流性胃腸炎症状や性欲減退とインポテンツ症状、発汗など
息が止まり、酸素不足になると上記のような様々な症状が認められます。
もしご家族や友人から指摘がある場合は早期に無呼吸検査を受けて治療を受けましょう。