加齢による口の.中の変化
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
「年を取ると体じゅうが調子悪くていけません」
「実は私も腰が悪くて困っています」
これはある日の当歯科医院の待合室での患者さん同士の会話です。
ご近所さん同士なのか、久しぶりに会った友人同士なのか。
体調が悪い時期にご来院いただいて申し訳なく思います。
以前私が若い時に、かかりつけの患者さんにこう言われたことがあります。
「先生は分からないと思いますが、年を取ることは大変なことですよ。病気の数ばかり増えて、
しんどいことがなかなか良くならない」
当時の若い私は「そうですか」と返事をするだけで、あまり分かっていませんでした。
裸眼で新聞を読んでいた時とは違って、今は眼鏡なしではどうもいけません。
無理をすると腰や腕、足が痛くなり、病院通いも増えてきました。
しかし歳を重ねることで逆に楽しいこともあるのではないかと思うようになりました。
例えば子供時分には食事の時肉や魚の方が良くて、野菜なんか見向きもしなかったのが、
大人になると野菜のおいしさに目覚めるというようなものです。
昔は絵を見る趣味も無かったが、何かしら見ていると鑑賞の楽しさが少しずつ分かるようになったり、こうなると何か今までと違うような、世の中には面白いことであふれているような、
また今まで親しみの無かった楽しみを見つけるというような。
決して大仰とか大そうとかいうのじゃなくて、身近の楽しみを見つけるようなことでしょうか。
人生はいつまでたっても捨てたものではないと思いたいじゃありませんか。