入れ歯の強い噛みしめのため歯ぐきが赤くただれています

皆さん、こんにちは！いかがお過ごしですか？
津谷歯科医院　院長の津谷　良です。



来院される患者さんの入れ歯を外してみると、歯ぐき全体が赤くなっている方がいらっしゃいます。
それは噛む力が強く、いつも歯ぐきを圧迫しているからだと思います。

食べ物を食べていない時も、いつも上下の入れ歯をギリギリと噛みこんで、
歯ぐきを必要以上に圧迫しているのです。
だから歯ぐきが赤くただれたように悲鳴を上げています。

この強く噛む癖は歯があった時からの習慣になっているのでしょう。
簡単に言えば「歯ぎしり」「歯の食いしばり」「歯の噛みしめ」というところでしょう。
専門的に言えば「ブラキシズム」

もともと上下の歯は食べていない安静時には2～3ミリの空隙があります。
いわゆる「安静空隙」と呼ばれますが、このため上下の歯の必要以上の接触を避けています。
長い間に歯が欠けたり、歯の動揺を防ぐための防御システムです。

しかしこのような方はいつも上下の歯をギリギリと噛みしめそれが当たり前となっています。
だから早期に歯が壊れるのです。

入れ歯を入れても入れ歯を壊してきます。
歯ぐきの傷のため、硬いものは噛めません。
まずはこの「歯の噛みしめ」をやめることです.。