食べたい物を食べれる幸せ (歯科医師の使命とは)
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です.
一年も最近早く過ぎ行くように感じてしまいます。
2010年よりマイベストプロに参加させていただいて、
稚拙なコラムですが、毎週お読み頂きありがとうございます。
患者さんの診察時の何気ない一言に気に留めながら、
これからも毎日の診療に向かいたいと思います。
さて、診察時にある老人の方から、
「もう年で少食になり、野菜ぐらいしか食べないので、痛くなければ治療はしなくていい」
ということをおっしゃられました。
この方は体調も良くないこともあるのでしょう。
しかし高齢者の低栄養ということ考えてみると、原因の第一は食事摂取量の減少ではないでしょうか?
また嚥下機能、味覚、認知機能などの低下も大きく関与していると思います。
ではどのようなものを食べれば良いかというと、
昔は肉類は避けて、薄味で柔らかいものが良いとされていましたが、
現在は動物性タンパク質を摂取する事が勧められているようです。
植物性タンパク質中心の高齢者に比べ、肉、卵、などの動物性タンパク質を多く摂取している方は、
老化の速度が遅く、病気になりにくいとのことがわかってきたようです。
また歯科の立場からすると、しっかりと口から栄養を取ることが生活の基本であり、
健康を維持するためにもいろいろな栄養素を取っていただきたいと思っています。
そのためには歯や歯グキ、入れ歯のメインテナンスは避けられないものとしてご理解いただきたいと思います。