嚥下障害の患者さんに注意すること
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
口から普通に食べられる事で生きる目的が生まれ、
人生の楽しみでもあります。
超高齢社会を迎えて、そのことも難しくなってきています。
体は食べることを望んでいても、嚥下障害やむせや咳き込む事で食事が取れない。
また認知症で食べることも解らなくなってしまう。
人間は不老不死を望んで多くの病気を克服しましたが、
やはり高齢という体の限界は厄介なようです。
老いという言葉は何か寂しい響きですが、人生を長く生きた証しでもあります。
何時かは終焉の時を誰しも迎えるわけですが、
最後まで美味しいものを食べていたいと思われるのではないでしょうか?
飲み込む機能(嚥下)が落ちた人は、そうでない人と比べると体重や食事量などで見た栄養状態が低めの場合が多いのも事実です。
逆に口からの食事を早めに再開出来れば、全身状態の改善も早められる可能性があるわけです。
自然に任せて食べるだけではなく、高齢になれば落ちてきた嚥下機能を保ち、また改善指すために、
皆さんに飲み込む力を保つための運動を行って欲しいものです。