入れ歯は慣れる場合と慣れない場合がある!
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
「この歯が失くなると私、生きていけません」
これは入れ歯の相談に来られた患者さんの声です。
この女性Aさんはまだ54歳の女性ですが、今まで多くの歯を失っていました。
口の中にある歯は7本、
でも以前入れ歯を作ったが、馴染めなくてほとんど入れなかったそうです。
それから歯が少しずつ動き出して、抜けてしまいました。
でも歯科的に診て、歯の動揺は全ての歯に認められるが、
なんとか使えそうな歯が3本、他はダメです。
こういう方の話しを伺うと、きっと我慢強い方だと思います。
私だったら、そんなに我慢出来ないでしょう。
歯を失った後、食べたいものもしっかり食べずに、
少しずつ歯が抜けることに耐え、歯が失くなる恐怖に耐えての人生は、
我慢できません。
でもその患者さんを診て、
私は患者さんの生きる力を感じました。
それはこれから入れ歯を作って、
今までの人生の楽しみを取り戻したいと話されたからです。
歯科医院に入れ歯を希望されて来院される患者さんを多く診てきましたが、
私の入れ歯作りの考え方を大きく変えた患者さんでした。
現在は定期検診に元気なご様子で来院されています。
今は新しい入れ歯で人生を謳歌されているご様子です。