口腔乾燥の症状の改善方法について
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
唾液の分泌量が減少し、口の中が渇いた状態のことをドライマウスといいます。
原因は様々で、加齢による唾液分泌機能の低下、シェーグレン症候群、
薬の副作用、精神的な緊張、糖尿病・腎臓病などの病気があります。
しかし、口腔乾燥症の方の苦しみは大変なもので、
食べられない!食べ物の味がわからない!飲み込めない!
などの患者さんからの訴えをよく耳にします。
そこで唾液分泌を促すために以下の事を勧めています。
① 噛む回数を増やして、よく噛んで食べる
一口30回の咀嚼が唾液分泌には効果があります。
よく噛む事により、唾液腺が刺激され、唾液の分泌量が増加します。
② 唾液腺のマッサージや頬や舌をよく動かす体操をすることで、唾液腺が刺激される。
③ 服用中の薬の確認
薬による副作用のこともあり、また多くの種類の服用の方も注意が必要です。
変更できる他の薬(同じ効能で副作用の少ない)があるか主治医と相談してみる。
④ 刺激物は避ける。
ニコチン、カフェイン、香辛料は口腔粘膜が刺激され、乾燥状態が悪化する場合があります。
⑤ 規則正しい生活やリラックスタイムを作る。
ストレスは唾液分泌のブレーキです。
気分転換を計り、睡眠や食事を規則的に取りましょう。
唾液が少なくなると、唾液による保護作用が解除され、
むし歯、歯周病、口臭、口内炎など様々な病気が増えてきます。
日頃より、水分補給、唾液腺マッサージなどを取り入れて、ドライマウスに注意して下さい。