歯ぎしりは患者さんご自身の歯を壊します
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
寒さも一段と深まり、毎朝布団から抜け出すのも億劫に感じてしまう季節になりました。
朝の冷え込みが一段とキツくなると、布団の中で上下の歯を強く噛み締めてしまいます。
朝起きて、顎がだるかったり、頬の筋肉がこわばったりしている方は、
睡眠中に強く食いしばっていることが想像されます。
もちろん一時的なことであれば問題ありません。
しかし長期に、習慣性に食いしばりが続くと、あなたの歯が壊れてしまいます。
私たち歯科医が患者さんの口の中を見る時、歯ぎしり、食いしばりなどの習慣性の疑われる方は、
多くの場合、歯の表面が欠けていたり、全体的に歯のすり減り摩耗が認められたり、
舌の両側がギザギザ(歯の舌側の形)の形の痕がついていたり、
そのような口腔内の所見を見つけると、習慣性のブラキシズムを疑います。
ご本人が気づいていない場合もあり、.最近よく歯がしみるとか、
歯の動揺が進んで噛めなくなったとか、
首が痛くなってきた、顎がだるい、腰が痛いなど
口の中だけでなく様々な部位に症状として出てしまいます。
一番の治療法は自分が過度のブラキシズムを行っていることを認識し、
不必要な上下の歯の接触を避けることです。
日中歯を噛んでいると感じると、歯のコンタクトをやめることです。
ご自分で歯の接触をやめようと自己暗示することです。
その方法が唯一の治療方法と思いますが、ただ睡眠の場合は意識しにくいため、
歯ぎしり防止のマウスピースをお作りになることをお勧めします。
健康保険で作製できますので、かかりつけの歯科医院でご相談ください。