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津谷良(つたにりょう) / 歯科医

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コラム

残った歯の動揺と部分入れ歯について

2014年11月25日

テーマ:カチッと入れ歯

コラムカテゴリ:医療・病院

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。

「ノンクラスプ義歯」と呼ばれる入れ歯には、様々なデザインや形のものがあります。

以前お話したバルブラスト、スマイルデンチャーなどもそうです。

部分入れ歯にとって一番大切なことはちゃんと噛むことができることです。

見た目(審美性)や痛くないことも重要ですが、
その他に残っている歯に取り外しの時の歯を揺さぶる動きがないものが大切と私は考えています。

普通の金属のバネの付いている入れ歯やスマイルデンチャーはどうでしょうか?

入れ歯の着脱時にバネやプラスチックが歯の一番膨らんだ場所を超えて、
その下の場所で入れ歯が止まるように設計されているために、
入れ歯の取り外しの度にその歯にストレスがかかり、歯の動揺を招きやすくします。

もちろん、その歯がもともと動いていると、その歯の寿命を縮めることになりかねません。

当歯科医院でお勧めしている「カチッと入れ歯」は入れ歯の着脱方向が違うために、
歯に取り外し時のストレスが全くかかりません。

ですから患者さんによっては、
「入れ歯を取り外す時も全く痛みはない」

「入れ歯を入れて食べる時に歯が固定されて、しっかりして食べ易い」
などのご意見も聞かれます。

しかしあまり歯の動揺が大きくて、型を取るだけでその歯が抜けてしまいそうな場合は論外です。

いつまでも歯を残したいと願うのは、皆さん共通の願いです。

しかし残念ながら、歯は使用している内に歯の動揺やむし歯で喪失されてきます。



だからこそ、入れ歯の取り外し時の歯を揺さぶる動きから、
歯を守るために「カチッと入れ歯」を作っています。

昨年夏にも商標登録を済ませました。



「カチッと入れ歯」はそれぞれ設計が異なり、患者さんのご希望をお伺いしながら作っていきます。

また金属床タイプとすることによって、薄く、コンパクトにでき、話し易く、食べ易く、
見た目も金属のクラスプが目立つこともないために、
大変お使いいただいている患者さんにご満足いただいています。

「カチッと入れ歯」は健康保険の適用ではありませんが、
保険の入れ歯の口もと金属色や入れ歯の厚みのため喋りにくいなどのご不満を感じている患者さんに、
「カチッと入れ歯」のメリットをご理解いただいて、
「カチッと入れ歯」をお作りなる方もだんだん増えてきました。

症例によっては修理が出来ないケースもありますが、
修理、抜歯のための歯の追加、入れ歯の緩みのための裏打ちなど、
可能なことも患者さんからの信頼の証だと思います。

どうぞ今お使いの入れ歯についてのご相談や、「カチッと入れ歯」についてのご質問の方は
当歯科医院までお電話にてご予約の上、ご来院ください。

宜しくお願い申し上げます。

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