奥歯の遊離端1~2本欠損には「カチッと入れ歯」がお勧めです
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
新しい入れ歯がセットされる時、「患者さんはどの様なお気持ちか?」皆さんは想像できますか?
入れ歯を作ることは患者さんにとって、失ってしまった歯や口もとそして食べることができる機能を作ること。
そしてそれは患者さんが若い時から家族や周りの友人から認知されていたその人なりの個性であると思います。
失った物や機能は帰ってきませんし、決して簡単に手に入るものではありません。
それは歯やその患者さんの失った個性が患者さん個人の記憶から失われてしまうからです。
ですから我々歯科医師は患者さんの個性に合ったそれぞれの入れ歯の設計図を作る時に、
「治療義歯」の概念を考えずにはいられません。
即ち、「治療義歯」とは患者さんの記憶から失った噛み合わせの高さや人工歯の位置関係、
口の周りの筋肉の緊張度や噛む力による歯グキへの圧縮状態の確認、
そして何よりも大切な噛み合わせのリハビリテーションや
口もとの審美性や患者さんの個性の再現についてのデモンストレーションなのです。
「カチッと入れ歯」作製ではこの「治療義歯」の概念で、
今までお使いの入れ歯の修正や噛み合わせの調整を行ったりして入れ歯の改造をしたり、
患者さんの昔の口もとのお写真を参考にしたりして新たに「治療義歯」を作ったりします。
その上で「カチッと入れ歯」が作製されますので、患者さんに適合したものとなります。
今回は患者さんにご満足頂くための「カチッと入れ歯」の作製についての考え方についてご紹介致しました。
ご相談などがございましたら、お電話にてご予約の上、ご来院下さい。