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コラム

ドライマウスの治療

2011年9月27日 公開 / 2014年7月3日更新

テーマ:ドライマウス

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: 糖尿病 食事糖尿病 症状糖尿病 予防

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。

成人では一日に約1~1,5ℓの唾液を分泌すると言われています。



しかし日中より夜間、特に就寝時に分泌量が減少するため、睡眠薬や精神安定剤を服用の方、
また、口呼吸(口を開けて息をすること)の習慣のある方は、
口腔乾燥が顕著に現れやすくなります。

また、口や甲状腺のガン治療のため放射線治療を受けた場合、唾液腺に障害をうけて、ドライマウス症状が出ます。

そして、糖尿病による脱水症状、脳血管障害による麻痺、自己免疫疾患のシェーグレン症候群などの
多くの病気でもドライマウス症状が出ます。

そしてよく皆さんも内服されている薬(抗高血圧、抗潰瘍薬、抗ヒスタミン薬、睡眠薬、抗不安薬、抗コリン薬、など約700種類)によってもドライマウス症状を起こします。

したがって治療方法をドライマウスになる原因をクスリの副作用、口呼吸のように除去ができそうなものと、
放射線治療後、シェーグレン症候群など原因除去が困難なものに分けて対応しなければなりません。

しかし何れの場合も耳下腺、顎下腺、舌下腺などの唾液腺マッサージ、と水分補給を指導しています。

しかしそれだけでは、なかなか口腔乾燥が改善しないことが多いために、

人工唾液(サリベート、ウエットケア、オーラルウエットスプレー)

保湿ジェル(オーラルバランス、ウェットキーピング)などを使用しての口腔乾燥による不快感の除去、

そして漢方薬(白虎加人参湯)も使用してもらっています。

また可能であれば、口腔乾燥を起こす内服薬の変更、もしくは減量を主治医に相談して、改善しています。

口腔乾燥症(ドライマウス)は本当につらい病気です。

特に高齢になると唾液量が減少し、入れ歯での食事が困難になります。

特に入れ歯は唾液で支えられて、安定しているのです。

どうかお困りの患者さんはご連絡を下さい。お待ちしております。





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