はじめてのIELTS(5)
みなさん、こんにちは。井上直美です。
イギリスの英語試験でIELTS(アイエルツ)をご存知ですか?
IELTSとは、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド
などへの留学のために英語力を証明するテストです。
以前は、日本ではあまり知られていませんでしたが、
最近では全国各地で受験できるようになり、知名度が高まっています。
私は、以前からIELTSは本当の英語力の基準になると思っていました。
Listening, Reading, Writing, Speakingの4つのセクションがあり、
どのテストも非常に難しいです。
現在イギリスのグラスゴー大学に入学された方(女性)がおられます。
彼女は、日本の大学を卒業されずに看護師として働いていました。
当時、30代前半でした。
看護師としてのキャリアはあったけれど、
ご自分の将来を考えた時に、改めて海外で医療の勉強をしようと決意され、
イギリスの大学への留学をご相談に来られました。
イギリス留学の学生ビザ申請のためには、IELTSが最低4.0必要です。
彼女は、英検すら受験したことがありませんでした。
まずは、高校の文法の基礎から勉強を始めて、
英検2級を取得され、約1年間私のスクールに通学されて、
IELTS4.5を取得されました。
そして、グラスゴー大学の付属の英語学校でのFoundation Courseを経て、
今はグラスゴー大学で免疫学を勉強されています。
最初、英語の勉強を始めたときは、
「テキストを見ただけで頭が痛い!」と言われていましたが、
だんだん理解が深まってくると、とても楽しくなってきたそうです。
英語は言葉なので、誰でも「やる気」さえあれば、
飛躍的に伸びることは可能です。
ただ、「やる気」があっても、効果的な方法で勉強しなければ
ものすごく遠回りになります。
まずは、基礎力の土台を固めること、それが大切だと思います。