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契約書について(4) 記載例

2015年2月27日

テーマ:契約書

コラムカテゴリ:法律関連

契約書を作成するのは、後日当事者間での紛争を避けるためのものです。
折角契約書を作成さうるのですから、その内容は明確なものでないと意味がありません。
文例1
  乙は本件物品を引渡した対価として、甲に100万円支払うものとする
この契約書の問題点はどこにあるでしょうか。
 1)引渡とは現実の引渡でしょうか。発送時なのか到達時なのか
 2)対価について、いつ支払うのかが不明です。
 3)返金可能なのかも不明です。

文例2
 1 乙は甲の事務所に物品を持参することとする。
 2 甲は物品受領後7日以内に乙が指定する口座に代金を送金して支払うこととする。
 3 債務不履行の場合を除き、乙は受領した金銭を返金には応じない
等にしておいた方がいいでしょう。

この記事を書いたプロ

中村有作

損害賠償と労務関係のプロ

中村有作(中村法律事務所)

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