歯が時々しみる人が疑うべきお口の疾患とは?
私が、咬み合わせの調整をする時に、心掛けていることがあります。
それは、歯に横向きの力が加わらないようにすること。
歯は縦方向の荷重にはとても強く、横方向の荷重にはとても弱いからです。
特に臼歯は食べ物を粉砕したり
手足に力を入れる時に食いしばったりして
大きな力がかかるので、
真っ直ぐに咬んだ時に
上の歯と下の歯の斜面が当たっていると
それだけで歯や歯の周囲の組織にダメージが蓄積していきます。
具体的なダメージとは
歯茎に炎症が起きたり、
歯を支える骨が溶けたり、
歯がしみたり、
咬むと痛かったり、
歯が欠けたり、
補綴物が壊れたり、外れたり、
と、色々です。
全部の歯が揃っていると
親知らずをのぞいて
上に14本、下に14本、
計28本の歯がそれぞれの役割を果たしながら調和してないといけませんので
咬み合わせの調整は本当に奥が深く、やりがいのある治療なのです。