40代の歯科検診と子供の頃に受けた歯科検診との違い
歯磨きをする時に歯がしみると訴える方は少なくありません。
歯磨きの目的は歯垢(プラーク)を除去する所にあります。この歯垢を除去する行為は、ほんの小さな力で目的を達成できるのですが、往々にして力が入りすぎている人も多いようです。
歯医者さんに行って、歯がしみる原因が歯の磨きすぎ、力の入れすぎであると指摘されることが良くあるようですが、私はその事には全面的には同意しかねます。
臨床の現場で良く観察していると、しみている歯というのは、大抵、その歯に負担がかかり過ぎていることが多いからです。
この場合は、いかに力を抜いて入念に歯磨きをしても、咬み合わせを改善しない限りはしみる症状は解消されないと思います。
もう一つの代表的な歯のしみる原因としてあげられるのは、歯垢の取り残しです。
歯垢の取り残しが常にある状態だと、常に歯が歯垢から出る酸の刺激を受けることになり、歯がしみることがあります。こちらは入念な歯磨きを行い、歯垢を除去することでしみる症状を解消することができます。
「歯がしみる」と一言で言っても、その原因には様々な要因がありますので、お気軽にご相談頂ければと思います。
◆関連コラム◆
噛み合わせが原因で歯周病になる?!
40代の歯科検診と子供の頃に受けた歯科検診との違い