コーヒーフィルターのこと、知っていますか? その②
家庭でのコーヒー普及に寄与していたのは「コーヒーメーカー」の存在でした。
各家電メーカーがこぞって新商品の発売を繰り返し、高機能、低価格の実現にも
つながりました。コーヒーフィルターも長くコーヒーメーカーのお供として利用されて
いましたが、その中で十数年前に「サードウェーブ(第三の波)」が到来、
高品質なコーヒー豆をハンドドリップでしっかりと抽出する、というスタイルへと
切り替わっていくのです。「道具にもこだわる」時代。これがわが社にとっても
大きなターニングポイントとなります。
当時、コーヒーフィルターは「安売り」される商品の一つにされてしまっており
品質云々よりも、とにかく安く、という時代が長く続いていました。
私も「紙一重(かみひとえ)の違い」、「たかがフィルター、されどフィルター」と
ずっと唱え続けていたのですが、その意味をようやく理解してもらえる時代になり
わが社の商品、とりわけコーヒーフィルターは見直される機会をもらえました。
ビジネスっていつ、どこでチャンスが到来するか、本当に分からないものですね。
例えるなら、ずっと辛抱強くベタ凪の海でサーフボードに乗って波を待っていたら、
突然ビッグウェーブが押し寄せてきた、って感じでしょうか(笑)
でも、常に「アンテナを張っておく」ことが大切だなって実感しました。
なので調子に乗って今でもいろいろなコーヒーフィルターを作っては
アンテナを張っています(笑)
どうかご容赦ください!