社労士EAPの目的や意義やコンサルティングの本質について①
ハラスメントの研修依頼が増えています。
ここ最近でも、流通関係の事業所、介護関係の事業所、医療関係の事業所、などなどから
ハラスメントの研修依頼が入り、研修を実施しました。
ハラスメント対策が義務化されてから数年たち
多くの事業所がハラスメントの研修は実施されているはずです。
最近ご依頼を頂いた事業所でもハラスメント研修は過去にも実施しているようです。
にもかかわらずハラスメント防止に関する研修の依頼は増えています。
厚生労働省が発表した令和6年度労災に関する報告を見ると、
ハラスメントが原因とした業務上の精神疾患の発生に対する、
労災の請求、支給決定件数は令和5年よりも令和6年の方が増えています。
業務上の精神疾患の判定基準の中に「カスハラ」の項目が加えられたことも
ひとつの原因ではないかとも思いますが、ハラスメントは減っていないという
現状があるようです。
多くの事業所で、ハラスメントに関する研修を実施しているのに、
ハラスメントが減っていないばかりか、増えているということが
ハラスメント研修の依頼が増えている要因ではないでしょうか。



