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佐藤正治

「社労士」社労士EAPで生産性向上や人材定着に取り組むプロ

佐藤正治(さとうまさはる) / 社会保険労務士

masaharu社会保険労務士事務所

コラム

ハラスメント対策と理解は必要ですが・・・③

2024年6月7日

テーマ:働きやすい職場作り

コラムカテゴリ:ビジネス

 ハラスメントを防止するためにも、ハラスメントの定義の理解や、ハラスメントに
該当するのか該当しないのかを知ることは大切なことです。
 
 しかしながら、パワー・ハラスメント(パワハラ)をはじめとして、セクシャル・ハラスメント
(セクハラ)、マタニティ・ハラスメント(マタハラ)該当するのかどうかは、分かりにくい
部分があるのは事実です。特にパワー・ハラスメント(パワハラ)における指導とハラスメントの
境目はグレーな部分が多く、はっきりと判断するのはとても難しい問題で、最終的に白黒を
どうしても付けたい場合は裁判に持ち込むしかない状況です。
 企業内でパワー・ハラスメント(パワハラ)に該当するのかしないのかを判断することは
とても難しかく、そのことに力を集中して注ぐことが本当に大切なことかどうかという
疑問があります。

 もちろんハラスメントに対して会社全体として理解を深めて、防止していくことはとても大切な
ことです。しかし、本来の目的はハラスメントを無くして、働きやすい職場環境を作る事では
ないでしょうか。最近の傾向を見ていると、「ある言動」がハラスメントに該当するのか
しないのかに注目しすぎているのではないでしょうか。それよりも、働きやすい職場環境に
していくための、コミュニケーション方法の改善などに目を向けていくことが必要なのでは
ないでしょうか。

 コミュニケーション方法を改善するために、アンコンシャスバイアスについて知る事や、
アサーションというコミュニケーションの方法を知ることが「気持ちよく働ける、働きやすい
職場」作りに繋がっていくのではないかと思います。

この記事を書いたプロ

佐藤正治

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佐藤正治(masaharu社会保険労務士事務所)

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