労働時間と心の健康
エイミー・C・エドモントンソン著の「恐れのない組織」にはこう書かれています。
「フィアレスな(不安も恐れもない)組織とは、知的集約的な世界にあって、対人関係の不安を
最小限に抑え、チームや組織のパフォーマンスを最大にできる組織のことである。」
『心理的安全性とは、大まかに言えば「みんなが気兼ねなく意見を述べることができ、自分らしく
いられる文化」のことだ。
「ミスが迅速に報告され、すぐさま修正が行われる。グループや部署を超えた団結が可能になり、
驚くようなイノベーションにつながるかもしれない斬新なアイデアが共有される。」
心理的安全性を醸成し「イノベーション」につなげることが主な目的でした。
心理的安全性を醸成していくためには、失敗に対する対応の仕方が重要になってきます。
よい知らせしか歓迎しないリーダーは、不安を生み出し、そのせいで真実の声が聞こえな
なってしまいます。率直な意見が言えなくなり、沈黙の文化が形成されてしまいます。
また、波風を立てないために歩調を合わせるようになってしまいます。
失敗を恥ずかしいものではないとする必要があります。失敗をした結果は受け入れて、
明らかな怠慢による失敗は別にして、叱責するのではなく、なぜ失敗をしたのかを検証し
次に活かしていくという考え方にシフトしていく必要があります。そのうえで、
セカンドチャンスを与えることが必要になります。