心理的安全性ってそういうことだったのか!Ⅰ

佐藤正治

佐藤正治

テーマ:働きがいのある職場環境作り

一時期流行った「心理的安全性」という言葉をご存じでしょうか。
 
 「心理的安全性」というと、まず思い浮かぶのは、安心してコミュニケーション」を取ることが
できる環境ではないでしょうか。
 上司の顔色を伺いながら発言することしかできない職場には、心理的安全性があるという感じは
しません。同僚同士で話をするときにも、何らかのプレッシャー感じながら話をするのでは、良い
コミュニケーションを築くことは出来ないでしょう。
 職場内で仕事に関係のある前向きな話をしているのに無言のプレッシャーを与えてしまうと、
せっかくの良い提案も生まれてこないような状況に陥ってしまいます。そのような状況が
続いていると提案をすることがムダに思えて、やる気を削いでいってしまい、結果的に無気力な
状況を作り出してしまうかもしれません。
 他には、ストレスチェックの結果を正しく出すためには、心理的安全性が必要ともいわれます。
ストレスチェックシートに正直に記入してもらうためには、正直に記入した結果、不利益にならないと
思えるような仕組みをつくり上げ心理的安全性が担保されている必要があるといった使い方を
される場合もあります。

 どれも間違えではないと思いますが、「心理的安全性」の本来の意味は、「心理的安全性」が
学習・イノベーション・成長をもたらすということです。

 このあたりの事はエイミー・C・エドモンドソン著の「恐れのない組織」に詳しく書かれています。

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佐藤正治
専門家

佐藤正治(社会保険労務士)

masaharu社会保険労務士事務所

健康企業ナビゲーターとして、働く人たちの心身の健康にもじっくり向き合います。メンタルヘルス不調の原因を探り、企業に応じた対処法をアドバイスします。

佐藤正治プロは大分朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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