お酒はお好きでしょうか?③
「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」(案:令和5年11月22日公表)の内容は次のようなものです。
「本ガイドラインは、基礎疾患等がない20歳以上の成人を中心に、飲酒による身体等への影響について、年齢・性別・体質等による違いや、飲酒による疾病・行動に関するリスクを分かりやすく伝え、その上で、考慮すべき飲酒量(純アルコール量)や、飲酒の際に留意していただきた事項(避けるべき飲酒等や配慮のある飲酒の仕方等)を示すことにより、飲酒や飲酒後の行動の判断等に資することを目指すものとします。」とあります。
抜粋ですが少し内容に触れてみたと思います。
・過度な飲酒や飲酒後の行動による影響
①疾病発症等のリスクとして、急性アルコール中毒、アルコール依存症、生活習慣病、肝疾患、
がん 等の疾患が発症しやすくなります。
・疾患別リスクと飲酒量(純アルコール量)について
男性と女性によっての違いがありますが、脳卒中、胃がん、大腸がん、肝がん、前立腺がん、
乳がん等に影響があるようです。
飲酒量の把握の仕方として、飲酒量(純アルコール量)を理解することが必要です。
お酒に含まれる純アルコール量は、「グラム(g)=お酒の量(ml)×アルコール度数(%)÷100×0.8(アルコールの比重)で表すことが出来るそうです。
※例:ビール500ml(5%)の場合の純アルコール量
500ml×0.05×0.8=20(g)
摂取した純アルコール量を知る事で、自身の健康管理にも活用することが出来るようです。
次回は、飲酒に係る留意事項について書いてみたいと思います。