アンコンシャス・バイアスとアンガーマネジメント①

佐藤正治

佐藤正治

テーマ:働き方改革のその後

アンコンシャス・バイアスという言葉を初めて聞いた方もいらっしゃるでしょうし、
アンコンシャス・バイアスの研修を受けたことがあるという方もいらっしゃると思います。

アンコンシャス・バイアスとは簡単に言うと「無意識の偏見」です。

アンコンシャス・バイアスには
・確証バイアス…自分に都合のいい情報ばかりに目がいってしまう。
・ステレオタイプ…人の属性や一部の特性をもとに先入観や固定観念で決めつけてしまう。
・ハロー効果…相手の一部の長所ですべてがよく見える。
・正常性バイアス…周りが変化していたり、危機的な状況が迫っていても、「私は大丈夫」と、自分
 に都合のいいように思い込んでしまう。
・権威バイアス…権威のある人の言うことは、間違いなと思い込む。
・コミットメントのエスカレーション…過去の自分の意志決定を正当化してしまう。
・アインシュテルング効果…慣れ親しんだ考え方やものの見方に固執してしまい、他のものの見方に
 気が付かない
・集団同調性バイアス…周りと同じように行動してしまう
・ステレオタイプ脅威…自分の「属性」に対する否定的な固定観念が呪縛となる
・自己奉仕バイアス…成功は自分の手柄であり、失敗の責任は自分にはないと思い込む
・専門偏向…自分の専門領域でものごとを考えてしまう
・サンクコスト効果…費やした時間や労力を考えてしまい、やめたほうがいいことでもやめられなく
 なる。
・バラ色の回顧…過去を美化してしまい、今を否定してしまう。
・ダニング・クルーガー効果…等身大の自分を隠して過大評価してしまう。
・インポスター症候群…能力があるにもかかわらず、自分を過小評価してしまう。
 等などがあります。

多く種類をあげましたが、よくよく見てみると似たような内容のものもあります。
多くの方が無意識のうちにこのようなものの見方をしているのではないでしょうか。

少し長くなってしまったので、続きは次回にしたいと思います。

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佐藤正治
専門家

佐藤正治(社会保険労務士)

masaharu社会保険労務士事務所

健康企業ナビゲーターとして、働く人たちの心身の健康にもじっくり向き合います。メンタルヘルス不調の原因を探り、企業に応じた対処法をアドバイスします。

佐藤正治プロは大分朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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