エンゲージメントとエンゲイジメントの違いをご存じでしょうか? その3
「エンゲージメント」と「エンゲイジメント」のどちらに先に目を向けるのが良いのでしょうか?
最初に目を向けるべきは「エンゲイジメント」の方だと思います。仕事そのものに活力、熱意をもって没頭できる状況になれることを優先した方が良いと思います。
「エンゲイジメント」の向上に繋がる手法として取り上げられるものに、ジョブクラフティング(仕事の再構築)があります。ジョブクラフティングの代表的な例としてよく取り上げられている事例があります。
東京ディズニーランドのキャストに清掃担当の方がいます。以前は清掃担当のキャストの方のモチベーションはあまり高くなかったそうです。ところが現在の清掃のキャストはモチベーションも上がりワークエンゲイジメントも高まっているそうです。どうしてそのような変化が起きたのかというと、東京ディズニーランドの様子を見たことがある方はご存じかもしれませんが、清掃のキャストさんがミッキーの絵を地面に描いてゲストを楽しませるようになったのです。清掃という仕事だけを単純に行うだけから、ゲストを楽しませる仕事を加えたものに仕事の再構築をしたのです。あるキャストさんが自発的に始めたことに対して、ディズニーランド側もやめさせることをしなかったそうです。そのことはジョブクラフティングに加えて仕事に対する自己決定権を認めるという、ワークエンゲイジメントを高める効果のある方策も入っています。
ワークエンゲイジメントを高め向上させるには、仕事における自己決定権を認めていくことも効果があります。
それでは次回は何故「ワークエンゲイジメント」を「エンゲージメント」の優先させる方が良いのかについて書いてみたいと思います。