セイコー マチック 修理 オーバーホール Cal.6218-8950
今回は、シチズン アラームの修理 オーバーホールのご紹介です。
このシチズン アラームは、ダブルバレルといって 主ぜんまいが、2つ入っています。 ひとつは時計を動かすためのゼンマイで、もうひとつは、ベルを鳴らすためのゼンマイです。
実にこのアラームは、国産で初めて 鳴鐘装置 を搭載した時計です。
まるでセミが鳴いているかのようなアラームです。
シチズン アラームは1958年に販売が開始されていますが、この当時ものすごい インパクトのある時計であったことでしょう。
ちなみにこのアラームは4H型といって目安針がついている物で、1960年ごろのものと思われます。
それまでは、針ではなく、文字板に印が付いていて、文字板自体が回っていました。
裏蓋ですが、2重蓋になっていますが、形状から、スクリューバックと間違えて回されて傷つけられていました。
ひどい物になると、裏蓋の位置を合わせるためのピンが立っているのですが、そのピンを破損させているものもあるほどです。
今回は、傷だけでしたので、研磨しました。
アンティーク時計修理・販売 フジヤマ時計店
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