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シチズン ホーマーデイト Cal. 1802 修理 オーバーホール

栗林英法 ・

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今回は シチズン ホーマー デイト Cal. 1802 修理 オーバーホールのご紹介です。
時間もわからないほど痛んでしまった風防、傷だらけのケース。お約束の不動品です。


機械を取り出し、痛んだケースを綺麗に磨きました。



まずシチズン ホーマーですが、ニューマスターの廉価版として誕生しています。
実質的に、同一の機械が、異なるペットネームで販売されていました。この合理的な考え方は、後に一般的に広まって行く傾向がみられます。
ニューマスターには専用の革ベルトまで作っていましたが、コストが、掛かりすぎるのか、ニューマスターは1961年にホーマーに切り替えられて製造されています。 このホーマーと言うペットネームは当時の野球ブームにあやかり、大当たり(ホーマー)と言う意味でつけられているようです。

そして、本題のホーマーデイトですが、シンプルなカレンダー機構が搭載され、かなりの販売実績があったようです。
画像が無いのが残念ですが、面白いもので、4時位置や、一時半位置にカレンダー窓があるものもあります。ケースに関しても、4本のネジ止めタイプや、懐中時計タイプ、クリスタルガラスを使用したものと、実にさまざまです。
ホーマーデイトは技能試験でも課題機として使われていますが、識別のため、金メッキと銀メッキを通常とは逆にした機械が使われていました。
10年を超え製造される中で個人的に残念なのは 製造後期には文字板にペットネームが記載されなくなっている事です。


アンティーク時計修理・販売 フジヤマ時計店
連絡先:0977-22-8818
HP:http://fujiyama.ocnk.net/

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