セイコー マチック 修理 オーバーホール Cal.6218-8950
前回に引き続き シチズン スーパーエースの修理、オーバーホールのご紹介です。
まず、違和感のあった秒針、、銀色ですね、、、
とりあえず分解していきます、、、、リューズが、錆びて抜けない。
通常通りのやり方では、分解すら出来ません。
初見当時から、リューズの ギザ が磨耗していましたので交換する予定でしたので、幸いでした。
画像はリューズを取り除いたところです。 裏押さえと呼ばれる部品が折れていますね。これも交換です。
うちのストック部品の中から程度の良いものと交換しました。
分解していきますと、ありました この時計一番の違和感、やっぱりか、てっ感じでした。
この時計は、秒カナ(秒針が付く歯車)が短いものに変えられていました。結果、針のはかま(歯車との接続部分)の長いものを選んだが、銀色しかなかったので、銀色の針をつけたものと思います。
当然正規の物に交換しました。
驚いたのは前回オーバーホールから、わずか9ヶ月で当社に持ち込まれたことです。 ご紹介しました、裏押さえの折れは、製造された年月を考えますと、致し方なく思います。
しかし、なおさら、目立つ錆なんかは、可能な限り取り除いたり出来たのではないかと考えます。
一番残念なのは、正規の部品が使われていないところです その結果不調になったと言うことです。
完成しました。
とりわけ、調子が悪い(時間が合わない)と言われていましたが、精度もそこそこ納得の出来るものになり、文字板も綺麗で針にも違和感無くお客様も大変喜んでいただけるものが、完成しました。
アンティーク時計修理・販売 フジヤマ時計店
連絡先:0977-22-8818
HP:http://fujiyama.ocnk.net/