「私がズレてるの?」と感じたときに試してほしい一言

松尾聡子

松尾聡子

テーマ:生きづらさ

相手に言われた言葉や
相手にされた態度で

モヤっとしたり、
傷ついてしまったり。

でも、ふつうはこれくらい
なんでもないことなのかな。

というか、
こんなことで傷つく私が悪いのかな。

そんなふうに感じること、
ありませんか?

今日はそんなふうに
「何が正解かわからない」ときの
対処法をお伝えします。




●「常識がないね」と言われてしまった

夫から
「常識がないね」
「ふつう、~するものだろ?」

などと言われたこと、
ありませんか?

たとえば、夫婦で喧嘩をした場合に
とにかく「その日のうち」に
仲直りしたい夫から

「さっきはごめんね。
 はい、謝ったからそっちも謝って」

と言われたのだけれど

妻は、ちゃんと話し合って
納得して仲直りしたいと思っているので
謝らなかったら

夫から
「一緒に暮らしてるのに
 喧嘩したままっておかしいだろ」

「こっちが謝ったら、
 そっちも謝るのがふつうだろ」

「そんなこともわからないなんて、
 常識がないよね」

と言われてしまった、
という話があります。

妻は
「そう言われると
 たしかに、私がズレてるのかもしれない」

「こんなこともわからない
 自分はダメなんだ・・・」

と思ってしまったそうです。



●なぜ、自分がダメだと思ってしまうのか

夫の言うことが
「変だな」と思っても、

強い口調で言われたり、
それが当たり前で常識だ、と言われると

そう思えない自分が
人としてズレていて、

当たり前を知らない自分は
ダメなんじゃないか、
と思ってしまうことがあります。

特に、自分に負い目があると
そう思いがちだし、思わされがちです。

ちなみに、負い目というのは
特に何かしたわけではなく

たとえば、夫の方が収入が多かったり、
年齢が上だったり、
社会経験が豊富だったり、
身体が大きかったり、

あるいは、そもそも
夫(男性)の方が妻(女性)より立場が上だと

無意識に刷り込まれている場合も
そうなりがちです。



●みんな、自分の「ふつう」がある

「常識がない」
「ふつうじゃない」

と言われると、
常識知らずな自分が悪いと思うけど、

本当はそうじゃないんですよね。

みんな、
自分の「ふつう」を持っています。

ただ「私のふつうと、あなたのふつうは違う」
というだけなんです。

その日のうちに謝って仲直りしたい、
というのは、
仲直りにおける夫の「ふつう」です。

それはそれで、いいです。

そして、納得して仲直りしたい、
というのは、
仲直りにおける妻の「ふつう」です。

どちらがいい、悪い、ということは
ありません。

ただ、違うだけ、なんです。



●次に言われたときの対策

もし、今後、誰かに
「ふつうじゃない」と言われたら

まず
「それは、誰のふつうだろう」
と考えてみてくださいね。

それが、
全人類に共通する「ふつう」なのか、
誰に聞いても、それが「ふつう」なのか、
ということです。

そうでなければ、
それは、その人だけの「ふつう」です。

だから
「あなたはそれがふつうなんだね。
 でも、私のふつうはこうなんだよ」

と、自信を持って
自分の「ふつう」を伝えてあげてください、

あ、もちろん、
自分の「ふつう」を相手に押し付けないように
ここは、お互いに気をつけましょう^^

コミュニケーションのコツは
こちらもぜひ、参考にしてくださいね。


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松尾聡子
専門家

松尾聡子(カウンセラー)

Le Port(ル・ポール)

聞いて終わりではない、変化を起こすカウンセリング。知識だけではなく、実際に普段の生活ですぐに役立つ心のスキルを伝える講座。

松尾聡子プロは長崎文化放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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