「どうしても受け入れられない人」との付き合い方
いきなり自分の意見を振りかざして、
一方的に言いがかりをつけてくる人、
周りにいませんか?
SNSで見知らぬ人から
誹謗中傷されたり、
仕事でもお客さんから
カスタマーハラスメントを受けてしまったり、など
ふつうに生活しているだけなのに
理不尽な言いがかりをつけられてしまうと
傷ついたり、落ち込んだりするのも
当然です。
今日は、そんなときの心の持ち方や
対処法についてお伝えしますね。
●批判・誹謗中傷を言ってくる人
言いがかりといっても
「批判」なら、そこから学ぶことも
あるかもしれないので、
まだ、いいかもしれません。
(とはいうものの、言い方ってありますけどね)
でも、そこに
人格否定の言葉が入ってくると、
これはもう「誹謗中傷」です。
ただし、言ってる側は、
「自分の意見を主張しているだけで
相手の間違いを正してやっている」
と思っているので
自分が誹謗中傷している
自覚なんてなくて、
逆に「そういうことを言わせる相手が悪い」
と思っていたりするので、
ほんとにやっかいです・・・
●「気にしない」と言われても
こういう場合の対策では
「気にしない」「相手にしない」
のが基本です。
ただ、「気にしないように」と思っても
イヤなことを言われると
どうしても気になるものだし、
「相手にしない」といっても
家族や親戚、職場の人の場合、
相手にしないわけには
いかないこともあります。
では、
どうしたらいいでしょうか。
●心を守りながら付き合うには
話してわかる相手なら、
もちろん話し合うことが大事です。
ただ、誹謗中傷してくる人は
相手の意見を聞くつもりはなく、
ひたすら「言い負かしたい」ので
話し合いにならないことがほとんどです。
だからやっぱり、一番いいのは
「離れる」ことなのですが
どうしても関係を切れないとか、
離れることが難しい場合は
「自分の心を守りながら付き合っていく
心のスキルを身につける」
ということになります。
心のスキルはいくつかありますが、
今日はそのうちのひとつをお伝えします。
それは、
「気にしない」ではなく
「受け取らない」ということです。
●「すべて聞かなくてはいけない」という思い込み
私たちは、相手が言うことは
基本的になんでも聞かなくてはいけない、
つまり「受け取らなくてはいけない」と
無意識に思い込んでいるものです。
たとえそれが、イヤなこと、不快なこと、
傷つくこと、つらいことであっても。
それって、子どもの頃から
「思い込まされている」んですね。
たとえば、親、先生など、
子どもに言うことを聞かせるために
「人が言うことは、イヤでも聞くべき」
みたいな基本を植え付けてしまったわけです。
もちろん、しつけや教育上、
それが必要なことはたくさんあります。
ただ、それは
「いつでも、どこでも、どんなことでも」
というわけではないんです。
でも、子どものやわらかい心では、
あまり区別ができなくて
「いつでも、どこでも、どんなことでも」
として、インストールされちゃうんですよね。
というわけで、私たちは
自分に必要ではない、不快なだけの言葉は
受けとらなくても大丈夫なんです。
何を受け取って、何を受け取らないか、
私たちは、自分で選ぶことができます。
●角を立てずに受け取らない方法
というわけで、家庭や職場などで
その場から逃げられないけれど
受け取らないための
具体的な方法としては
聞く態度を示しつつも、
耳では軽やかに聞き流して、
頭では他のことを考えていれば大丈夫です。
失礼かと思うかもしれませんが、
誹謗中傷という行為は、
自分の満たされない気持ちを、
誰かを傷つけることで
解消しようとしているだけです。
つまり、
その「満たされない気持ち」という問題は
相手の問題であって、
相手が解決するべきことです。
それを、こちらが傷だらけになって
受けてあげる必要はありません。
何より、こちらの心が
傷だらけになったとしても
相手の問題は何も解決しないですから、
傷つき損なんです。
●いろんな方法で対処していける
今回、お伝えした方法は
いくつかある心のスキルの一つです。
もし、うまくいかなかったり
自分には難しいな、と思ったりした場合は
また別の方法もあります。
心は人それぞれですから、
いろんな方法を試してみることで
自分だけの心のスキルを
どんどん上げていくことができます^^
生きていると、つらいことも
傷ついてしまうこともあるでしょう。
そんなときに、
打ちのめされるだけでなく
上手に対処できるような心のスキル、
身につけていきませんか?
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