失望から、希望へ。夫婦の未来を切り開く本です
ここ最近、
テレビ局と芸能人との関係性について
大きく取り上げられていますね。
タレントさんの進退だけの
問題ではなく
企業の存続をも
ゆるがす問題になっています。
長時間の記者会見も行われ、
これまでの「暗黙の了解」が
見過ごされなくなってきた流れを感じます。
記者会見は
すべて見たわけではありませんが
今回の件で気になったことを
お伝えしたいと思います。
●付いていった方が悪い?
記者会見では、二次被害について
何をもって二次被害なのかが
問われていましたが、
少なくとも、ネットの世界では
すでに被害者に対する
二次被害は起きています。
SNSで流れてくる情報だけでも
「付いていく方が悪い」
「売名行為だ」
「示談金をもらっておいてしゃべるなんて」
などなどなどなど・・・
いろんな意見が飛び交っています。
売名行為なのか否か、
守秘義務のことや
示談金の決まり事についてなど、
そういうことは
私にはわかりませんが、
とりあえず
「付いていく方が悪い」だけは、ない!
と、言いたいです。
●改めて、性的同意について
「性的同意」では
すべての性的な行為においては
「同意」が必要だと言われています。
家に行った=セックスOK
手を握った=キスしていい
というように、
なぜか、全然違うことを
イコール(=)でつなげている人が多いです。
それは、その人にとっての
イコールかもしれないけれど、
相手にとって、そうでなければ
イコールは成立しませんし、
それでも、自分のイコールを強要することは
「不同意」になります。
これは、別に芸能人でなくても
身近な男女関係でもよくありますよね。
●「何もしないから」からの・・・
気が進まなそうな相手に対して
「何もしないから」
「このホテルのカラオケ、おもしろいんだよ」
「ほんと、気分悪くて、ちょっと休みたいだけから」
と言って、ホテルに連れ込み
嫌がる相手に
「ここまで来て、今さらなんだよ」と強要し、
一方、付いてきた方も
「付いてきた私が悪いんだ」と
思い込まされているので
イヤイヤながら応じる選択をしてしまう、
という話は多いです。
でも。
ウソついて連れ込んで
「付いてきた方が悪い」なんて
まるで詐欺です。
100歩譲って
ウソをついたわけでなくても、
「自分に付いてきたら、セックスOKってことですよ」
と、事前に伝えてないのに
「付いてきたから、そのつもりだろう」
「少なくとも、オレはそう思っている」
「世間的にもそういうものだ」
というのは、
もう、残念ながら、通用しないのです。
●自分の身体は「自信を持って」守っていい
だから。
付いていこうが、
キスまでしていようが、
自分がイヤなことは、
自信を持って「イヤだ」と言って、大丈夫です。
「相手の性欲」より、
「自分の気持ち、自分の身体」を
大事にしていいんです。
だって、自分の身体を守れるのは
自分しかいないのに
それを守って何が悪い?
って話です。
それをわかってくれずに強要する相手は、
結局、自分の性欲のことしか大事じゃなくて
相手の心や身体を
大事にできない人なんだな、ということです。
そういう人と我慢して関係を続けても
どこか心が満たされない・・・
ということになる可能性が高いです。
●夫婦でも、同じように言えるのかな
今回の記者会見では
性加害や性的同意について、
かなり強めに追及されていて
以前よりは、ずいぶんと認識が
変わったなと感じました。
いい傾向だと思います。
ただ、あの場にいた人たちも
それが自分のパートナーになった場合、
それも「夫婦」という形になった場合、
たとえば、妻が断ったときに
つい「ちっ」と舌打ちしたり
「なんのために結婚したんだよ」
と言ったりしない人は
どれくらいいるんだろう・・・
なんてことも、
ちょっと考えてしまいました。
夫婦の性になると、とたんに
時代の流れから取り残されてしまう。
そこがまだまだ心配なところです。
なんて、今日は
私が感じたことを書いてみました。
夫婦の性のあり方については
こちらも参考にしてみてくださいね。
◆書籍発売中!◆
『もう、洗面室に鍵はかけない』
~セックスしてもしなくても、夫婦でいたい~
詳細はこちらです。
アマゾンでもご購入いただけます。
アマゾンのページはこちらです。