「夫の一言が許せない」からラクになる3つのステップ
一人で暮らしていると
なんでも自分で決めることが当たり前ですが
結婚して夫婦になったら
自分一人で決めるのはよくない気がする、
という方もいらっしゃいますう。
とりあえず、
夫に相談して決めるようにしているけれど
それはそれで、
なんとなく窮屈・・・
そんな風に感じること、ありますよね。
今日は、気持ちよく一人で決めたり
相談したりできるようになる、
そんな見極め方のコツについてお伝えします。
●なんでも相談するのが夫婦円満の秘訣?
たとえば。趣味や習い事を始めたいな、
と思ったり、
仕事を始めたい、
あるいは、仕事を変えたい、
と考えていたり、
そんなふうに
やってみたいことがあるとき
「まずは夫に相談しないといけない」
そんな気がすること、ありませんか?
カウンセリングや
講座の事前相談でも
「夫と相談してみないと・・・」
という方は多いです。
「夫婦なんだから、
勝手に一人で決めるのはよくない」
「なんでも相談して、
一緒に決めるのが夫婦円満の秘訣」
という考え方もあります。
たしかに、家や車を買う、
などの大きな買い物や
大黒柱が転職や退職をする、
引っ越しをする、
親を引き取る、など
家族の生活に
大きく影響を与える決断をするときは、
話し合いが必須です。
それこそ、勝手に一人で決めちゃったら、
夫婦の信頼関係は根底から揺らぐでしょう。
●相談する領域を分ける
ここで大切なことは
「領域を分ける」ことです。
つまり
「夫婦で一緒に考えて、
互いに納得して決める領域」と
「自分で、自分の人生を
豊かに描いていく領域」は、別である、
ということです。
夫婦といっても、
相手の人生と自分の人生は別々です。
夫婦だから
全部を相談しないといけない、
という「0−100」ではなく
相談した方がいいこともあれば
相談する必要がないこともあります。
あなたが自分の人生を豊かにするために
やりたいこと、
それは、自分でしっかりと考えて、
自分で決める領域なのです。
●「許可を得る」になってませんか?
もう一つ、
大切なことがあります。
それは「相談」ではなく
「許可を得る」ことになっていないか、
ということです。
自分の人生を豊かにするために
やりたいことを決めたとしても、
そこに、夫の協力が必要な場合も
あるでしょう。
たとえば
「週に2回、保育園のお迎えを
お願いすることになる」
などです。
そういうときには、
夫の仕事の都合や
心の準備もあるでしょうから
もちろん「相談」することが
大事です。
ただ、その時に
「夫がいいと言ってくれたら」ということで
結果が決まるようだったら、
それは「相談」ではなく、
単に「許可を得る」ことになってる、
ということです。
●境界線があやふやになっているとき
そうなると、夫が
「仕事の調整がめんどくさい。イヤだ」とか
「だいたい、そんなことやりたいって、
なんの価値があるんだ」とか
夫の都合や価値観によって
「ダメだ」「やめた方がいい」
ということになります。
このように、
許可を得ることが目的だと、
そこで、自動的に自分のやりたいことは
あきらめることになってしまうんです。
でも、それって、
自分の価値観や考えよりも、
夫の方が正しい、夫の方が優先されるべき、
と無意識で感じているから、
なんですね。
自分の価値観が
夫の価値観に侵食されてしまっている、
つまり、夫婦の境界線が
あやふやになっている状態なので、
あまり望ましい状態ではありません。
●対等な関係を生む相談の方法
対等な関係で
「相談」したいと思ったら、
自分がなぜ、それをしたいのか、
それをすることが、
なぜ自分に必要なのか、
まずはその点を
しっかりと考えてみます。
そして、相談するときには
「自分がそれをすることがどんなに必要か」という
プレゼンテーションをするつもりで
伝えるのがオススメです。
その上で
「それを実現するためのアイディアを
一緒に考えてほしい」という
「相談」をする。
そんなふうに、自分の中で
基準を持っておくと
自分の気持ちも大事にしながら
夫の事情も考慮できる、
よい相談の時間にできるはずです。
●夫婦だからこそ、違いを楽しむ
夫婦でも
別々の世界があってもいいし
「なんでこの人、こんなことしてるんだろう?」
が、あってもいいんです。
だからこそ、
いつまでもお互いに新鮮で
魅力的でいられるのだと思います。
自分の世界を持って
イキイキと生きる楽しさを
ぜひ手に入れてくださいね。
人生を自分の手に取り戻す秘訣は
こちらでもお伝えしています。